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大谷幸宏
求人バブルの崩壊?

2016.06.30

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今期に入り、お会いした方々には少しその可能性をお伝えしていましたが、徐々に現実味を帯びつつあります。

私も今まで約18年の人材紹介のキャリアがあり、ITバブルの崩壊、サブプライムローンの崩壊&リーマンショック、など様々な景気の狭間を人材の採用支援という立場で見て参りました。現在(2016年5月)は求人倍率1.36倍とバブル期を彷彿させる勢いだが、これまでの経験と勘から、そろそろ求人市況も、今期を機に右肩上がりの市況に変化があると思います。

理由の1つとして、経済と雇用は直結は致しますが、(リーマンショックなどの緊急事態は除き)だいたい半年から1年間ほど、雇用(採用)へ影響は遅れます。
何故かと言うと、大半の会社は決算(本決算・半期・四半期など)の状況を見て翌期の採用計画を立てます。
よって、現在の求人募集の大半は、前期の決算を踏まえたヘッドカウントによる求人(期中の欠員を含む)が多いです。

昨年の今頃は、円安の影響もありましたが、「増収」・「増益」・「過去最高益」などの文字をよく目にしました。
ただ、今期は日経新聞や経済環境を見ていても、「減収」や「減益」予想の文字が目立ちます。景気は下向きと言わざるを得ません。

また、2つ目の理由として、これは私の単なる推察に過ぎませんが、最近の不景気の波は、だいたい8年から9年の間の周期で回ってきています。

例えば、バブルの崩壊は1991年3月、ITバブルの崩壊は2000年3月、そして記憶に新しいリーマンショックは、2008年9月。

だいたい8年から9年に一度、大きな景気の波が起こっています。
今回、英国のEU脱退も決まり、欧州市場においても非常に不安定な状況がこの先見込まれます。
ひょっとすれば来年辺りに、景気の波が来るかもしれません。

あくまで素人の推察に過ぎませんが、過去の経験からなんとなく感じてきております。
バブルの崩壊ほど影響がないとしても、少なくとも、今年より良くなる兆しは全く何も見えません。。。
もし来年辺りに転職をお考えの方がいらっしゃれば、求人が動いている間に転職活動をされる事も選択肢の1つとして、ご検討下さい。

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大谷幸宏 プロフィール

大学卒業後、金融機関にて法人営業職を経験し、98年に管理部門に特化した株式会社日本MSセンター(現:MS-ジャパン)へ入社。東京本部の立ち上げを行うなど、現在の同社の基盤を作る。2004年に国内最大規模のヘッドハンティング会社、サーチファーム・ジャパン株式会社よりスカウトを受け、エグゼクティブサーチ業界へ。 同社入社後も数多くの結果を残し、入社2年でパートナーへ昇進。2007年11月に株式会社VRPパートナーズを設立、代表取締役に就任。18年間のキャリアにおいて、2万人以上の転職者との面談実績を持ち、入社後の定着率は95%以上とサーチ業界内においてもトップクラスの実績を誇る。2014年に日本アクチュアリー会の会員に。

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