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大谷幸宏
【会計士・税理士転職コラム】40代半ばで転職を考えるときに大事なことは?

2014.01.13

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40歳を過ぎると求人の数は圧倒的に少なくなります。それでも転職をしたいのであれば、これが「ラストチャンス」だと考えるべきでしょう。
 
では、40代半ばの人に多い転職先はどのようなところがあるのでしょう。下記に一例を示します。
・一般企業(経理や財務、経営企画、IR部門など)
・独立
 
今までの経験内容によっては以下も選択肢に含まれるでしょう。
・大手の監査法人・税理士法人
・中堅の監査法人・税理士法人
・ブティック型の会計コンサルティングファーム
 
20代や30代に比べて、転職先が限られてしまうのが40代の特徴です。40代の転職では、いかに新規顧客を開拓できるのかが問われます。パートナークラスや上級管理職クラスになると、会社の売り上げに具体的にどれだけ貢献できるのかが求められます。
 
企業規模や業種にもよりますが、もし20人程度のマネジメントを任されるのであれば、最低でも年間2億円の売り上げを上げることを期待されるでしょう。3~5億円を求められるケースもあるかもしれません。こうしたノルマを実現する能力、スキルが40代の人には当然のように求められるのです。
 
40代で転職を考える人は大きく2つに分かれます。1つは「外の世界を見たい」という人。もう1つは「自分を過大評価し、どこに行っても通用する」という人です。後者は当然、失敗する可能性の高いケースと言えるでしょう。
 
いずれにせよ40代にもかかわらず、軽はずみな気持ちで転職するのはあまりにも危険です。「税理士」や「会計士」といった資格を持っているだけで優遇されるといった時代はすでに終わっているのです。そのことを十分肝に銘じておかなければなりません。
 
40代では30代以上に実務をまっとうする能力を求められます。今の会社での「社内の価値」=「自分の市場価値」だと思いこまないことが大切です。
 
独立を考える人はさらに注意すべきでしょう。自分の市場価値を読み違えると失敗をする可能性が高くなります。また、仕事をゼロから作りだせない人は独立に不向きです。これまでのネットワークを含めて自分の力で仕事を作り、収益を上げる実力がなければ独立すべきではありません。
 
40代になると夢や憧れを捨て切れずに転職しようと考える人もいます。しかしこれまでの安定を捨ててまで転職をする必要があるのか、自分の能力を適正に把握したうえで今一度しっかりと考えてみるべきです。そこを適正に評価できなければ、転職後に路頭に迷いかねません。新たな転職先のメリットとデメリット、現在の職場でのメリットとデメリットを洗い出し、比較した上で転職を考えるようにしましょう。
(文:VRPスタッフ)

大谷幸宏 プロフィール

大学卒業後、金融機関にて法人営業職を経験し、98年に管理部門に特化した株式会社日本MSセンター(現:MS-ジャパン)へ入社。東京本部の立ち上げを行うなど、現在の同社の基盤を作る。2004年に国内最大規模のヘッドハンティング会社、サーチファーム・ジャパン株式会社よりスカウトを受け、エグゼクティブサーチ業界へ。 同社入社後も数多くの結果を残し、入社2年でパートナーへ昇進。2007年11月に株式会社VRPパートナーズを設立、代表取締役に就任。18年間のキャリアにおいて、2万人以上の転職者との面談実績を持ち、入社後の定着率は95%以上とサーチ業界内においてもトップクラスの実績を誇る。2014年に日本アクチュアリー会の会員に。

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