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大谷幸宏
【会計士・税理士転職コラム】自分の能力を評価し転職活動を有利に進める

2014.01.19

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転職活動をするにあたり、あなたは会計士、税理士として自分の価値をどう評価していますか?正しく価値を見定めないと、企業に自分をアピールすることができません。ひいては企業も、あなたを正しく評価できなくなってしまいます。まずは自分の価値とは何かを考えることが必要です。それが転職活動を成功に導く秘訣です。さらには年収のアップにも寄与します。
 
ではどのように価値を評価するのか。すべての人が同じ基準で価値を表現できるわけではなく、年齢や業種などにより、何を価値として表現するのかは異なります。20代、30代、40代と3世代に分けて考えてみましょう。
 
20
20代はとりわけ、やる気やポテンシャルが価値として評価されます。必ずしもこれまでの実務経験が求められるわけではありません。ポテンシャルとして具現化できるものは、例えば語学力。「TOEIC800点以上」などの数値を示せれば十分評価されます。コミュニケーション能力や学歴も、きちんと示せるようにしておくべきです。
 
一方で価値につながるものの、「成長性」や「人あたりの良さ」などは、表現するのがなかなか難しいでしょう。しかし自分をアピールする項目として、これらの価値も評価しておくことが大切です。
 
30
20代と違って経験が重要な評価項目となります。これまでどんな業務に携わり、どんなプロジェクトを推進して成功させてきたのか、などです。チームやプロジェクトを統率するマネジメント力、ビジネス英語の能力も立派な価値として評価されます。
 
これら以外に最近は、平社員から主任、係長などの昇進に要した期間を問われることがあります。これが短い、若くして相応のポストを経験したなども価値として評価されるようになっています。
 
40
30代以上に実務経験が問われます。どれだけビジネスに貢献して売り上げを伸ばしたのかが問われます。営業担当者の場合、人脈や新規顧客をどれだけ開拓したのかなども重要な評価ポイントとなるでしょう。
 
上記に挙げた3世代の評価ポイントは一例にすぎません。これら以外に企業はさまざまな価値をあなたに見出そうとするはず。それに応えられるかどうかが重要です。企業が必要としないスキルを訴求しても意味がありません。まずは企業がどんな人材を望んでいるのかを読み取り、それに合う価値をアピールすることが大切です。
 
なお、世代を問わず共通して価値となるものもあります。特に「英語力」。グローバル化が加速し、企業は市場や生産拠点を海外に移すケースが増えています。現地に営業や生産拠点を構える場合、現地のスタッフや取引先との交渉に、英語を使うケースは少なくありません。例えばTOEICなら800点以上、実務経験者ならビジネス英語を話せるかどうかは、年代に関係なく評価されるようです。
 
監査業界に限って言うと、ITに精通しているかどうかも重要な指標の1つとなっています。企業の財務やガバナンス、セキュリティなどを監査する場合など、ITが強く関与する時代となりました。どんなツールでどのように企業のポリシーを満たしているのか。法律に沿った形でデータを管理しているのか、などを確認するには、ITの知識が少なからず必要となります。企業のグローバル化に伴い、海外子会社を含めて財務データを把握しなければならず、海外拠点のセキュリティ対策やガバナンスの適用状況も把握できなければなりません。そこには必ずITが存在します。ITの知識を身に付けることも、自身の価値を高める手段となるでしょう。
(文:VRPスタッフ)

大谷幸宏 プロフィール

大学卒業後、金融機関にて法人営業職を経験し、98年に管理部門に特化した株式会社日本MSセンター(現:MS-ジャパン)へ入社。東京本部の立ち上げを行うなど、現在の同社の基盤を作る。2004年に国内最大規模のヘッドハンティング会社、サーチファーム・ジャパン株式会社よりスカウトを受け、エグゼクティブサーチ業界へ。 同社入社後も数多くの結果を残し、入社2年でパートナーへ昇進。2007年11月に株式会社VRPパートナーズを設立、代表取締役に就任。18年間のキャリアにおいて、2万人以上の転職者との面談実績を持ち、入社後の定着率は95%以上とサーチ業界内においてもトップクラスの実績を誇る。2014年に日本アクチュアリー会の会員に。

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