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大谷幸宏
【会計士・税理士転職コラム】監査法人の職場環境は悪くない?

2014.02.18

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どの業界でもいえることですが、転職しようとしている人にとって「隣の芝生は青い」もの。監査法人で働く人にとっても、他の業界のいい面ばかりが目に付くものです。では監査法人は一般企業やコンサルティングファームと比べて、本当に悪い環境なのでしょうか。職番環境について比較してみることにしましょう。
 
≪監査法人≫
監査法人の職場環境は一般企業、コンサルティングファームと比べると一番恵まれた環境にあるといっていいでしょう。一年間を通じて繁忙期が決まっていることから、それ以外の期間は比較的休みをとりやすいというのが理由です。マネージャーやシニアマネージャー以上の役職になれば、仕事のスケジュール管理にも携われるようになります。そのため、まとまった休暇をとるのに都合がよくなるでしょう。
業務面はどうでしょうか。大手監査法人の場合、社内に決められた机を用意しないフリーアドレスを採用するのが一般的です。場所を問わず仕事ができるのがメリットです。タイムカードを使って出退勤を管理するのではなく、パソコンへのログインをもって出退勤を管理するケースが少なくありません。出退勤時間を厳密に管理しているわけではないので、多少の融通が利くといえるでしょう。例えば午前中は家で仕事をして“出社扱い”にするという仕事のやり方が可能になります。
そして、肝心の給与面はどうでしょう。平均年収は一般的に、自分の年齢の25倍前後というのが最低の目安とされています。ただ最近は、時間外労働を減らす動きが顕著で、繁忙期と閑散期などをうまく調整して時間外手当を抑える傾向になっています。
 
≪一般企業≫
仕事内容によりますが、一般企業なら勤務形態が明確で、拘束時間や休日、出社時間も決まっています。
給与面は、監査法人より低くなります。平均年収は自分の年齢の15~20倍前後と考えるとよいでしょう。
 
≪コンサルティングファーム≫
一般企業に比べて勤務形態は厳しくありませんが、プロジェクトが続く間は忙しいもの。1年間忙しいというケースも珍しくありません。
もっとも、監査法人のように作業量が決まっているわけではありません。効率よく仕事をこなせれば、時間を有効に使うことが可能です。
 
年収は実力に応じて幅があり、実力があれば監査法人よりもはるかに高い額を得ることができます。ただし、能力を十分発揮できなければ、社内に居続けることが難しくなるでしょう。ハイリスク・ハイリターンの環境といえます。
(文:VRPスタッフ)

大谷幸宏 プロフィール

大学卒業後、金融機関にて法人営業職を経験し、98年に管理部門に特化した株式会社日本MSセンター(現:MS-ジャパン)へ入社。東京本部の立ち上げを行うなど、現在の同社の基盤を作る。2004年に国内最大規模のヘッドハンティング会社、サーチファーム・ジャパン株式会社よりスカウトを受け、エグゼクティブサーチ業界へ。 同社入社後も数多くの結果を残し、入社2年でパートナーへ昇進。2007年11月に株式会社VRPパートナーズを設立、代表取締役に就任。18年間のキャリアにおいて、2万人以上の転職者との面談実績を持ち、入社後の定着率は95%以上とサーチ業界内においてもトップクラスの実績を誇る。2014年に日本アクチュアリー会の会員に。

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