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大谷幸宏
【会計士・税理士転職コラム】大手税理士法人、中堅税理士法人、中小会計事務所のメリットとは?

2014.05.01

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税理士が同じ業種へ転職する場合、大手税理士法人、中堅税理士法人、中小会計事務所の、主に3つの選択肢が考えられます。ではどこに転職するのが好ましいか。それぞれのメリットとデメリットについて考えてみましょう。
 
大手税理士法人
メリットは専門性の高い業務に携われる機会が多いことではないでしょうか。グローバル企業を相手にすれば、国際税務などの職務に関わることができるはずです。また大手税理士法人の場合、求める品質が高いこともポイントとなります。今の業務に満足できない、ステップアップしたいということなら、こうした環境で経験を積むのもひとつです。次の転職先を考えるときにも、大手税理士法人の「ブランド」を活かせることでしょう。
給与水準は、中堅税理士法人や中小会計事務所よりも相対的に高い点もメリットです。また所属する人材が多いことから、人脈を作るのにも向いています。
デメリットは業務が細分化されてしまう点です。いろいろな業務に携わるのではなく、特定の分野のみを追求する傾向が高まります。ゆえに、幅広い経験を積むといったケースには向きません。繁忙期には時間外労働も増えるでしょう。業務や年収相応の負担を強いられることを覚悟しなければなりません。
 
中堅税理士法人
メリットは大手税理士法人に比べて、幅広い業務に携われることです。場合によっては本業である税務以外の業務に携われることもあるでしょう。いろいろな経験を積みたいと考えている人に向きます。将来的には独立を考えている人にとっては、働きやすい職場となるでしょう。実力次第で昇進しやすい点もメリットの1つです。
デメリットは大手税理士法人と比べて、給与や福利厚生がよくない点。一般論ですが、大手に比べれば給与は低くなります。福利厚生面も充実していないケースがあります。
 
中小会計事務所
メリットは時間外勤務が少なく、自分の時間を確保しやすい点。試験勉強などのキャリアアップを目指す人に向くでしょう。大手や中堅税理士法人と比べて採用の間口が広いのが特徴です。アルバイト先として利用してもいいでしょう。
デメリットは、大手や中堅税理士法人と違ってクライアントのレベルが下がることです。専門性の高い業務に携われることが少なく、記帳代行業務などの業務が中心となることを覚悟すべきでしょう。経営が不安定な場合、給与が安くなることも懸念されます。
(文:VRPスタッフ)

大谷幸宏 プロフィール

大学卒業後、金融機関にて法人営業職を経験し、98年に管理部門に特化した株式会社日本MSセンター(現:MS-ジャパン)へ入社。東京本部の立ち上げを行うなど、現在の同社の基盤を作る。2004年に国内最大規模のヘッドハンティング会社、サーチファーム・ジャパン株式会社よりスカウトを受け、エグゼクティブサーチ業界へ。 同社入社後も数多くの結果を残し、入社2年でパートナーへ昇進。2007年11月に株式会社VRPパートナーズを設立、代表取締役に就任。18年間のキャリアにおいて、2万人以上の転職者との面談実績を持ち、入社後の定着率は95%以上とサーチ業界内においてもトップクラスの実績を誇る。2014年に日本アクチュアリー会の会員に。

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