“エープリルフール?”と誤認しそうな強烈なニュースです!
公益社団法人日本アクチュアリー会の行う資格試験について、2027年度以降の資格試験・研修制度のうち、第1次試験および研修の内容の組み替えが行われる模様です。
なお、当コラムは、2026年4月1日(水)16:22に同会からの送信メールに基づくものであり、今後の追加情報(例.教科書の改訂など)を反映していない点にご留意ください。
1.該当URL
研究会員および準会員の方々は、まず、以下のURLから情報収集しましょう。
https://www.actuaries.jp/info/20260401.html
2.教育シラバスに定める知識・技能の範囲
今回の見直しは教育シラバスに定める知識・技能の範囲を変更するものではない模様です。
https://www.actuaries.jp/info/pdf/20260401.pdf
3.第1次試験
1科目当たりの試験時間が(180分から)150分に短縮されます。
これは、『準会員要件』として従来の「5科目合格」に加えて、第1次プロフェッショナリズム研修が追加され、6項目(試験・研修)の合格・修了となることから、1科目当たりの時間を従来の『6分の5』に短縮したものと思われます。
なお、従来の「生保数理、年金数理」が1科目(専門数理1)に統合される一方、従来の「会計・経済・投資理論」が2科目(会計・経済・金融システム、リスクマネジメント・投資理論)に分離されます。その結果、試験科目数としては5科目のままです。
4.第2次試験
従来の「3つのコース(生保、損保、年金)」かつ「各2科目」および1科目当たりの試験時間(180分)は不変です。
5.正会員要件(研修)
従来の4つの研修(プロフェッショナリズム(初期教育)、データとシステム、金融システム、および、アクチュアリアル・リスクマネジメント)は、以下のようになります。
【研修1】プロフェッショナリズム(初期教育) ⇒ 第1次および第2次に分離されて、第1次は「準会員要件(研修)」に移行。
【研修2】データとシステム ⇒ 存置。
【研修3】金融システム ⇒ 第1次試験(会計・経済・金融システム)に移行。
【研修4】アクチュアリアル・リスクマネジメント ⇒ 第1次試験(リスクマネジメント・投資理論)に移行。
6.今後の対策(2026年)
「生保数理」と「年金数理」のいずれか一方に合格している場合でも、2026年度までに両方に合格しなかった場合は、2027年度以降に「専門数理1」の受験が必要です。
一方、「損保数理」は「専門数理2(の一部)」に移行されます。
このため、「生保数理」および「年金数理」の『一方のみ』合格者は、2026年度中に、もう一方の合格を優先されると良いでしょう。
なお、「専門数理2」は従来の「損保数理」および「数学(モデリング部分)」から構成されますので、従来の「数学」合格者は「損保数理」の学習を後回しにしても良いかもしれません。
7.今後の対策(2027年~)
「会計・経済・投資理論」合格者は、2027年9月までに『特定分野2研修(「金融システム」研修および「アクチュアリアル・リスクマネジメント」研修)』の受講が強く推奨されます。
当該研修を受講しなかった場合、2028年度以降に改めて2科目受験(「会計・経済・金融システム」および「リスクマネジメント・投資理論」)が必要となるためです。
8.早見表(Excelファイル)
会員資格に応じたExcelファイルも準備されているようですので、今後すべき対応を確認されたい場合には、是非ご活用ください。
研究会員:https://www.actuaries.jp/info/pdf/20260401K.xlsx
準会員:https://www.actuaries.jp/info/pdf/20260401J.xlsx
いかがでしたか。経済価値ベースのソルベンシー規制、ICA2026東京大会と同様に大きな『アクチュアリー関係イベント』の波が押し寄せようとしています。『共通テスト』などと同様に、試験制度変更期には“既合格科目”を上手く活用しながら早期合格を目指す姿勢がより重要になっています!
(ペンネーム:活用算方)
試験・研修制度の見直し