気になるニュース(2026年1月)


12月に引き続き1月に気になったニュースを幾つかピックアップいたします。
内容はすべて単なる個人的な見解であり、特定の人物や団体等を誹謗・中傷する意図は全くないことを、念のため申し添えます。
なお、スケジュールの関係で、12月下旬のニュースが含まれている場合がありますことを何卒ご容赦ください。

1.60年ぶりの解散

衆議院議員選挙が来月8日に投開票されますが、通常国会の冒頭での同院解散は、1966年以来だそうです。
既存政党の統廃合など、選挙に伴う動きも加速していますが、戦後最短の選挙戦に様々な立候補者が出馬されること自体は良いかもしれませんが、「玉木さん好きそう」は余計な見出しのように感じます。
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-260124-202601240000155?fm=latestnews&redirect=1

2.若者の意識(その1)

売り手市場が続いていることもあり、よりよい仕事や職場環境を求めて短期間で退職する若者も増えている模様です。
一方、退職者の約2割が後悔しているとの情報もありますので、いつの時代でも、「職業選択の自由」と裏腹の関係である「後悔の念」との間で揺れ動く若者の意識も、大きな社会問題の1つと言えるのかもしれません。
3つの「離れ」(=家、車、酒)が叫ばれる若者文化に、4つ目の「離れ」(=仕事離れ)が加わる日は、そう遠くないかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=WRT1acKnxcU

3.若者の意識(その2)

損害保険会社による「2026年20歳のカーライフ意識調査」が公開されました。
同調査によれば、運転免許保有率は51.3%で3年連続の下降とのことですので、上述の3つの「離れ」のうち「車離れ」が進んでいるように思われます。

一方、意外な結果としては、「現在欲しい車」ランキングでして、2位「レクサス」3位「アルファード」は高級車のイメージが強いのでランクインする理由は何となく理解できるのですが、1位「アクア」というのが(ドライバー歴30年超の)筆者としては、かなり意外な結果でした。
華美なイメージの強い高級車を押しのけて、現実に手の届く大衆車が選ばれる辺りに、経済的な事情が見え隠れするようにも思います。
https://from.sonysonpo.co.jp/topics/pr/2026/01/20260106.html

4.5年後生存率

“がん”に罹患した後の生存率については、例えば、国立がんセンターの「がん情報サービス」が有名ですが、国(厚生労働省)による部位別の5年生存率が初めて明らかになった模様です。
https://www.asahi.com/articles/ASV1G2HR4V1GUTFL026M.html
両者のデータを比較すると、例えば、早期発見が難しく罹患後生存率が他の部位と比べて低いとされる『すい臓がん』では、
《国立がんセンター(2009~2011年)》男性8.9%、女性8.1%
《厚生労働省(2016年)》11.8%
という状況でした。

ただし、丸括弧内にある“発生年”が両者で異なり、かつ、調査対象者数(国立がんセンター:約2万人、厚生労働省:約4万人)という違いもありますので、単純比較ができない点に注意が必要かもしれません。(といっても、結果自体に著しい差異はないようにみえますが)
大昔、生命保険会社で商品開発を担当していた頃、患者調査などの国レベルの統計を元データとした場合、主務官庁の商品審査がスムーズに行えた記憶があります。今後は、特に、がん保険などの開発時に、本件データを活用することで認可業務の円滑化に資することができるようになるかもしれませんね。

5.特権意識のこじらせ!?

後述の「6.」に関係しますが、大手社の不祥事には、ある共通点がある模様です。
アクチュアリーを始めとする専門職として、良い意味で「特権意識(=責任の重さ)」を感じながら業務遂行すること自体は、決して悪いことではないように思いますが、『(営業力などの)専門性の高い人=神』というレッテル貼りは、避けた方がよいように思います。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2601/21/news017.html

6.社長辞任

“顧客500人から着服など31億円”という悪意に満ちた見出しに踊らされた1月でしたが、敢えて「悪意」と称したのは、1991年から30余年での通算金額という歴史的背景を説明していない点にあります(←朝日新聞さん、ごめんなさい)
もちろん、平均値(=毎年1億円)をみて“大したことはない”と一蹴することはできませんが、不思議なのは、大昔から行われていたことが、何故今頃になって明るみになったのかという点です。
歴代社長を始めとする過去の経営責任はどうなのか?同様事案は他社にもあるのか?という点も個人的に気になります。

噂では、主務官庁からの何らかの行政処分(例.業務改善命令など)も検討されているようですので、当面、この話題から目が離せない雰囲気ですね。
なお、ご興味のある方は、是非、コラム「記者会見の流儀」も併せてご覧ください。
https://www.asahi.com/articles/ASV1J03ZDV1JULFA01NM.html?iref=com_7_02

7.会長辞任

長年、アクチュアリー実務に従事していると、時として、良心の呵責に悩むことが少なくありません。
特に、実務上の要請(上司の無茶ぶり?)から、『結論ありき』の仕事を依頼された場合、つい『データ改ざん』の誘惑に駆られたりします。
そのために、内部通報制度などの然るべき機関が存在している「はず」なのですが、現実はそう簡単ではないのかもしれませんね。
https://www.nagoyatv.com/news/keizai.html?id=000479170

8.人為的ミス

復旧までに実に8時間以上かかった原因は人為的ミス(作業員のスイッチ誤操作)でした。
幸い、筆者はテレワーク勤務でしたので難を逃れましたが、普段、京浜東北線を利用することも多く、もし、車内に2時間閉じ込められたら無事に過ごせたか非常に心配です。
高速道路などでの渋滞対策として、カー用品店に「携帯トイレ」が販売されているのを見かけるのですが、流石に電車内での使用は難しく、かといって「オムツ」を履いて通勤・通学するのも非現実的でしょう。
防衛策としては、乗車前に過度な水分補給をしないように注意するしか手はないかもしれませんね。
https://www.asahi.com/articles/ASV1J0T2TV1JUTIL00GM.html?iref=com_7_04

9.出社の再定義!?

新型コロナウイルスによる最大の効果は、手洗いと在宅勤務(テレワーク勤務)の爆発的増加かもしれません。
一方、「在宅勤務=サボる」というイメージを強く抱いている経営層も少なくなく、オフィス出社してこそ仕事だと豪語される方もいらっしゃるようです。
記事中、“対面会議に不満を持つ人は68.7%に達する(日本経済新聞社とJob総研の調査)”とあるように、『面と向かって本音を言い合える仲』になるには、相当の時間と労力が必要で、筆者もしばしば、“メールで済ませられることを、わざわざ対面で説明しなくてもいいのに”と感じることも多いのが正直な印象です。

ITやAIなどがどんなに進化しても、仕事に対する大いなる意識改革を実現するには、まだまだ時間がかかりそうですね。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2601/19/news004.html

10.シンギュラリティ

その独特の感性と品性(?)で多くの読者ファンを魅了するI氏と某大手出版社執行役員のN氏がコメンテーターで有名な「5時に夢中(TOKYO MX)」の木曜日を毎週録画して週末に見るのが「週課」となっている筆者です。
1月22日(木)の同番組内で、N氏が何気に発せられたコメントに思わず“冷や汗”が出そうになりました。
具体的には、N氏が仕事柄、AIを活用することが多いらしく、チャットGPTとGeminiに向かって、“(愛称として)トウチャンと呼んでいい?”と質問したところ、チャットGPTはOKだったが、GeminiはNOと返された模様です。

司会のK氏からは、“AIが感情を持つようになったみたいで怖いですね~”という趣旨のコメントをされていましたが、全く同感です!
なお、イーロン・マスク氏によれば、AIの進化速度が急速であるというご見解で、2026年にシンギュラリティ到来を予言されているようですが、もうすでに到来しているのかもしれませんね。

いかがでしたか。今月は、衆議院解散、生命保険会社の記者会見や、上野動物園のパンダ返還など、日本を騒がす大きなニュースが印象的でした。大雪や山林火災などの自然現象も心配なところですが、平穏無事な日が続くことを願うばかりです。


(ペンネーム:活用算方)

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