幅広い業界案件に携わりM&Aのダイナミックさに触れる。PwCアドバイザリーで働く面白さとは


M&Aや事業再生などのコンサルティングサービスを提供するFAS(Financial Advisory Service)業界には、どんな業務内容や役割、仕事の面白さがあるのでしょう。

PwCアドバイザリー合同会社(以下、PwCアドバイザリー)の財務デューデリジェンス業務を担うディレクターの細田奈月さん、シニアアソシエイトの葉山帆月さんに話を聞きました。

―お二人のご経歴、PwCアドバイザリーに入社された経緯を教えてください。

細田:
大学4年時に公認会計士試験に合格しました。
公認会計士を目指したのは、学生時代から「どんなライフステージでも続けられる仕事に就きたい」と考えていたからです。資格が必要な仕事がいいのではと思い、数字も経済学も好きだったので会計を学ぶことにしました。

卒業後、監査業務を約4年半経験し、2007年にあらた監査法人(現PwCあらた有限責任監査法人)からPwCアドバイザリーに転籍しました。
現在まで15年以上、財務デューデリジェンスに携わっています。

葉山:
私は、大学卒業後の2019年4月に事業会社に入社しました。航空機や船舶、不動産などの大きなアセットを扱っているリース会社で、配属されたのがM&Aを推進する部署でした。

M&Aという、企業やそこで働く人の人生を大きく動かすダイナミックな仕事に興味を持つきっかけになり、もっと知識を深めたいと思うようになりました。

一方で、仕事と並行して、大学時代からUSCPA(米国公認会計士)の勉強を続けていました。在学中に米国に留学したとき、会計科目を取ってみたところすごく面白いと感じました。もともと数字を使って論理的に考えることが好きだったのですが、会計の世界は、理路整然とした中に、人によって解釈の異なる余地があり、そこに惹かれました。前職で働きながら、4科目中2科目に合格したタイミングで転職を決意。2020年2月にPwCアドバイザリーに入社しました。

細田:
PwCアドバイザリーのどんなところが、入社の決め手になったのでしょう。

葉山:
M&Aと会計、それぞれの専門性や知識を活かせるキャリアを築きたかったからです。PwCアドバイザリーの面接で会った人はみんな個性的で、私からのどんな質問にも、専門的な知見をもとに明確に、丁寧に答えてくれました。

細田さんを含め、ディレクターやパートナーとして活躍している先輩方の存在も大きかったです。

細田:
会計士の世界は、まだまだ女性は少ないけれど、PwCアドバイザリーでは、アソシエイトやシニアアソシエイトの若手メンバーに女性がどんどん増えていますよね。

葉山さんのように、アソシエイトから着実にステップアップしている姿が頼もしいです!

―PwCアドバイザリーが担う業務領域や組織体制、お二人の仕事内容をそれぞれ教えてください。

細田:
PwCアドバイザリーには、M&A、事業再生、インフラ関連業務の大きく3つの部門があります。

私と葉山さんは、M&A領域の中の「トランザクションサービス」において、財務デューデリジェンスを主に担当しており、他にもバリュエーションやモデリングなど、M&Aの中の財務関連業務があります。

M&A領域の中には、M&Aのプロセス全体をリードする「コーポレートファイナンス」や、M&A後の統合を支援していく「ポスト・マージャー・インテグレーション(PMI)」、M&A関連の戦略立案、アドバイス支援を行う「ディールズストラテジー」など、さまざまな担当分野があります。

葉山:
同じ領域でも、職層によって業務範囲は異なります。

PwCアドバイザリーでは、アソシエイト、シニアアソシエイト、マネージャー、シニアマネージャー、ディレクター、パートナーと分かれていて、シニアマネージャー以上の3階級では、お客様への提案から案件の受注、ディールが終わるまでの長期間をフォローしていきます。マネージャー以下は、それぞれの案件のデリバリー業務が中心で、レポート作成業務などを担っています。

細田:
そうですね。私はディレクターとして、提案前からお客様とのやりとりに関わり、全体のプロジェクトマネジメントを担当することが多いです。

―M&Aに携わる仕事の面白さ、魅力はどこにありますか。

細田:
M&Aは企業にとっての一大イベントで、社の未来を賭けるものです。アドバイスをさせていただき、お客様が適切に戦略に反映した結果として、ディールが成功する。そんな大きな流れにアドバイザーとして関われることや、うまくいったあとにいただける感謝の言葉には、大きな達成感があります。

以前、エグゼキューションのサポートをさせていただいた案件では、お客様とM&A対象企業への交渉戦略を考え、対象企業側の方とも議論をさせていただきました。提案内容がきちんと価格や契約内容に反映されてうまく進んでいったときには、「お客様と一緒に案件を作り上げてきた」という実感を持ててうれしかったですね。

葉山:
私はシニアアソシエイトとして財務デューデリジェンスに関わっていて、案件が1~2カ月単位でどんどん変わっていくのが面白いです。

携わる業界もさまざまで、IT、小売り、重工業、不動産、金融などいろんなセクターのお客様の案件を担当できます。多岐にわたる業種のビジネスモデルを短期間で学ぶことができ、飽きることがありません。経験、知識が増えていくと、「以前の案件の視点が、今の案件にも活きる」とつながりを見いだすこともできる。発見の多さが刺激的です。

 

―PwCアドバイザリーならではの強み、働く面白さは、どんなところに感じていますか。

細田:
いろいろなバックグラウンドの人と働けるところです。

私のように会計士のほかに、金融機関や事業会社出身の中途メンバーも多くいて、それぞれの専門性を活かしてコラボレーションが可能です。

PwCに「財務・税務領域にのみ強い」というイメージをお持ちの方もいたかもしれませんが、実は、PwCは価値を提供できる領域がどんどん広がっています。IT、人事、ビジネス、ESGといった領域を含め、デューデリジェンスやバリュエーションのみならず、M&A戦略や企業価値向上施策の策定支援、PMI支援など、ワンストップでアドバイザリー業務を担えるようになっており、お客様から「まとめてお願いしたい」と言っていただけるケースが増えています。

海外のメンバーファームと協業できる体制もPwCの強みです。個人の専門性を活かしてコラボしようというカルチャーが広がっていて、クロスボーダーで学ぶ機会も多い。そんな環境も、働く魅力の一つだと思います。

葉山:
違うサービス領域の仕事を経験しやすいところもいいですよね。

PwCアドバイザリーには、マネージャー以下のメンバーで構成する「ディールズエグゼキューションチーム」という組織があります。これは、マネージャー以下の経験の浅いメンバーが、1年間の中で1~2件、自分の領域以外の案件に携われるというもの。私も、財務デューデリジェンス以外でPMIの案件に携わり、周辺領域の業務経験を積むことができました。自分の専門性をしっかり持ちながらも幅広い経験ができるのは、とてもいい制度だなと思っています

細田:
「ディールズエグゼキューションチーム」には、若いうちから幅広い知見を積んでアドバイザーになってほしいという、会社からのメッセージが込められていますよね。実際に活用が進んでいて、とてもいいカルチャーにつながっていると感じています。

 

―FAS業界には、ハードに働くイメージがあります。PwCアドバイザリーでの働き方で、会社として工夫していること、制度面のサポートなどはありますか。

葉山:
シニアアソシエイトとして働いている中では、業務量はきちんとコントロールされているなと感じます。例えば、人事の「見守りサービス」があり、残業が多くなっていないかをパソコンの操作時間などからチェックしてもらっています。長時間の勤務があればマネージャーから「大丈夫?」「業務を調整しようか」などと声を掛けてもらっていますし、こちらから相談しやすい環境も整っていますよね。

細田:
そうですね。会社全体として22時以降の深夜残業や土日出勤などを原則禁止として、働き方をよりよくしていこうという姿勢がますます高まっています。

フルリモートでの勤務も可能なので、家事、育児とのバランスもとりやすいです。私には8歳の子どもがいて、朝や夕方~夜にかけての家事がいつも大忙し。通勤時間がなくなったことで、日々の生活にも余裕が生まれました。

もちろん、プロジェクト次第で、どうしても短期間でリサーチをしたりレポートをまとめなくてはいけなかったりと、お客様ありきの業務負担が増えることはあります。でも、その分しっかり休みを取れるので、メリハリをつけて働くことができています。

―これから、キャリアを通じてチャレンジしたいことはなんですか。

葉山:
シニアアソシエイトになって間もないのですが、早く上のポジションに上がっていきたいです。お客様に接する仕事にもチャレンジしたいので、プロジェクトマネジメントを任される存在になっていきたい。また、グローバルモビリティという、海外メンバーファームに出向できる制度もあるので、積極的に手を挙げていきたいですね。

細田:
いいですね! ぜひどんどん仕事を任せたいです。

葉山:
マネージャー以上のポジションの皆さんは、お客様に直接提案し、交渉を進めていて、与えられる影響が大きいなと感じることが多いんです。そこまで、早く成長したい!と思っています。

細田:
私は、これからも財務デューデリジェンスを中心としながら、いろいろな専門性を持つメンバーと協業してもっと幅広いサービスを提供できるようになりたいです。携わる業界やお客様、一緒に仕事をするメンバーが毎回異なるからこそ、この仕事に常に新鮮な気持ちで向き合えています。この仕事の面白さを若手メンバーに伝えていくことも、私の役割かなと思っています。

 

―最後に、FAS業界に興味を持つ候補者の皆さんへ、メッセージをお願いします。

葉山:
より早い段階で専門性を身に付けられる環境として、FAS業界はとてもおすすめしたいです。M&Aや事業再生などのダイナミックな案件に携わりたい方に、ぜひ入ってきてほしいです。

細田:
専門性を活かしたアドバイスにより、M&Aというお客様にとっての一大イベントを成功に導くことができる。その一連の流れに、ほかでは味わえないやりがいがあります。

PwC全体のカルチャーとしても、いろんなバックグラウンドやライフスタイルを持った人を受け入れ、多様な働き方を認め合う風土が広がっています。制度面、運用面でも一人一人に合った働き方を考えてくれる仕組みがあるので、「大きな仕事に挑戦したい!」という意欲のまま、安心して入ってきてくれたらうれしいです。

*プロフィール

細田奈月(ほそだなつき)さん
2003年に大学卒業後、大手監査法人に入社し、財務諸表監査や内部統制監査を担当。
2007年にPwCアドバイザリーに参画し、財務デューデリジェンスを中心に、国内外の幅広い業界の案件に携わり、現在に至る。

葉山帆月(はやまほつき)さん
2019年に大学卒業後、大手リース会社に入社し、M&A推進業務を担当。
2020年にPwCアドバイザリーに参画し、財務デューデリジェンスを中心に、国内外の幅広い業界の案件に携わり、現在に至る。

 

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