ICA2018ベルリン大会


2018年6月4日からICA(International Congress of Actuaries:国際アクチュアリー会議)がドイツのベルリンで開催されました。ドイツでは50年ぶりの開催ということもあり、2,000人以上が参加した、まさに一大イベントでした。

ICAは、基本的に4年ごとの開催ですが1990年代の後半に3年ごとの開催が2回続いたため、結果的に開催間隔が2年短縮されました。これが、4の倍数ではない「50年」という間隔を導いた要因です。

4年後の2022年はシドニーで、また、8年後の2026年は東京での開催が決まっており、特に、東京大会は今回のベルリン大会と同様、50年ぶりの開催となるため、事前準備を兼ねて、今回の大会にも、日本から大勢が参加されました。

そこで、今回のコラムでは、実際にICAに参加してみて、気になった点などを幾つかご紹介したいと思います。

1.会場ホテル
 会場である『Estralホテル』は、ドイツ最大のホテルだそうですが、その概観は美しいデザインでした。
 一方、ホテルの直ぐ近くにある交差点には、水泳をしているオブジェが設置されていたのですが、なかなか個性的なデザインであり、ドイツ人のセンスが感じられる作品でした。

2.会場レストランの対応
 プレゼンテーションが始まる前に少し時間があったので、ホテル内にあるレストランでビールと“ハンバーガーらしきもの”を注文したのですが、とにかく、ビールのコップのサイズが大きいことに驚きました。500mlサイズのビールであれば、1回で入りきってしまうくらいのサイズでした。
 ただ、残念だったのは、“ハンバーガーらしきもの”が、とても冷たく、ショーケースに入った状態で長時間放置されていた感じがしました。ひょっとすると、お願いすれば温めていただけたのかもしれません。日本のコンビニでは当たり前の「お弁当温めますか?」というセリフを聞きたかったところです。
8年後の大会では、是非、日本の「おもてなし」を披露して貰いたいものです。

3.会場の雰囲気
 一番大きな会場は2,000人以上が収容できるため、大きなスクリーンと左右に小さいスクリーンが1つずつ、計3つのスクリーンがありました。
 また、座席も肘掛付きで椅子同士が接続されていましたが、日本パイプ椅子のような圧迫感はなく、ゆったりと座れたのが嬉しかったです。
 ただし、公式ホームページで紹介されていた風景では、机が配置されていましたが、今回の会場では椅子のみであり、机はありませんでした。やはり、参加人数の多さが関係しているのでしょう。

4.余興
 1日目のオープニングで、ドイツ生まれの数学者ガウスに因んだ歌を演奏するという余興が披露されましたが、なんと、メンバーのほとんどがドイツのアクチュアリーだそうです。
 最初は、全員がアクチュアリーだと思っていたのですが、たまたまメンバーの一人と話す機会があり、実は、2名ほどプロのミュージシャンがいるんだ、と照れながら教えてくれました。
 仮に、8年後の日本で、同じような余興をする場合、まず、数学者を誰にするかという問題が出てきそうですが、個人的には、平方剰余の相互法則や類体論など、ガウスの整数論と縁の深い、故・高木貞治氏が相応しいかなと思います。現実的には、過去のフィールズ賞受賞者から選ぶのが妥当なのでしょう。
 いずれにせよ、日本のアクチュアリーの有志で、楽器演奏等を披露できれば、大いに盛り上がること間違いなしですね。

5.ランチBOX
 火曜日と木曜日の午後にイベントがあるため、昼食を箱に入れて持ち運びできるように工夫していました。ただし、ランチBOX配布からバスの出発まで30分しかないため、会場内で食事を済ませるためには猛スピードで食べる必要があり、イベント参加者は苦労していたように見受けられました。
写真は木曜日の中身ですが、「サンドイッチ、サラダ、ミニハンバーグ、デザート、ナッツ菓子、水」という内容です。火曜日のメニューは木曜日と異なりますが、種類は木曜日と同じようなものでした。個人的には、火曜日に出た「OREOのドーナツ」と「ピーナッツ菓子(SNICKERSのようなもの)」が美味しかったです。

6.記念グッズ1
 受付で参加登録をした後、全員に緑色のカバンが配布されました。中にプログラムやメモ用紙等が入っていましたが、会場内はもちろん、会場外でも、駅や列車内で同じカバンを持った人たちを見かけると、親近感が沸いてくる効果がありました。
 ただし、中には、「荷物が増えるなあ。。。」という感じて難色を示していたメンバーもいましたので、絶対に必要ではないのなかと感じたのが正直な感想です。

7.スマホ等の充電対策
 コーヒーブレイク等で使用する会場に、スマホ等の充電コーナーが設置されていました。ただし、充電ケーブルが20本程度しかなかったため、あきらめてしまう人々が多く見受けられました。
  流石に、全員分の充電設備を設置するのは難しいと思いますが、8年後のIT革新で充電対策が少しでも改善されると良いですね。

(ペンネーム:活用算方)

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