専門性を持って人と向き合い、確かな安心をお届けして作っていく/明治安田のアクチュアリー3名が語る、仕事の醍醐味と広がるキャリアの可能性


プロフィール(左から)

前田 歩美さん
明治安田生命保険相互会社
収益管理部 数理グループ 在籍
大学院(土木系)修了後、2023年に新卒入社。収益管理部主計グループに配属され、決算業務(契約高・年換算保険料)を3年間担当。2026年5月に数理グループへ異動し、再保険業務を担う。

原田 陽之進さん
明治安田生命保険相互会社
法人事務オペレーション部 団体年金設計グループ 在籍
数学科出身。大手信託銀行にて約5年間、企業年金の財政決算や退職給付会計業務に従事したのち、2024年2月に中途入社。団体年金設計グループで企業年金業務を担当し、2025年4月からは年金数理人として顧客訪問などの対外業務も担う。

久保 慶祐さん
明治安田生命保険相互会社
商品・サービス開発部 商品開発グループ 在籍
数学科出身。2019年新卒入社。収益管理部 主計グループ(決算・予算業務)、運用企画部 運用業務グループ(資産運用関連の決算・計画策定)を経て、現在は商品・サービス開発部 商品開発グループにて貯蓄性商品を中心とした商品開発と数理業務を担当。

―まずは、皆さんのこれまでのご経歴と現在担当している業務内容について教えてください。

前田(以下、敬称略):
2023年に新卒で入社し、主計グループに配属となりました。主計グループは主に会社の決算、将来収支予測をふまえた予算策定を行なうグループで、入社以来3年間、契約高や年換算保険料の集計等の業績指標に関する分析・レポーティングを担当していました。数理グループには2026年5月に異動してきたばかりです。現在は再保険の担当として、再保険会社との調整の窓口や、今年度の監督指針の改正をふまえた再保険契約のリスク管理の高度化を進めています。

原田(以下、敬称略):
私は2024年2月に中途で当社に入りました。前職の信託銀行から年金業務に携わり、現在も団体年金設計グループで企業年金業務を担当しています。仕事内容は大きく変わっていませんが、2025年4月からは年金数理人という立場になり、実際にお客様のところへ訪問して財政決算の報告を行うといった対外的な業務が増えてきました。

久保(以下、敬称略):
私は新卒入社以来、3つの部署を経験しています。最初が収益管理部主計グループで、前田さんと同じように決算や予算に携わっていました。次に配属された運用企画部運用業務グループでは資産運用に関わる決算・計画策定を担当していました。保険会社の運用はALM運用(資産・負債の統合管理)が原則のため、負債特性をふまえた資産のアロケーションを策定するのが主な仕事でした。現在は商品・サービス開発部商品開発グループで貯蓄性商品の開発を中心に数理業務を行っています。貯蓄性商品の設計にはALMの考え方が重要ですので、前任の経験が役立っています。

―アクチュアリーという職業を知ったきっかけや、目指した理由を教えてください。

前田:
大学院の専攻は土木系でしたが、就職活動では土木にこだわらず理系の専門性を生かせる道を幅広く見たいと思っていました。調べている中で知ったのがアクチュアリーで、資格を取得することで高い専門性を持てる点に惹かれました。「この仕事なら、会社が変わるようなことがあっても、専門性を武器に働き続けられる」という安心感がありました。
同じ理系ということでそこまでハードルは感じず、大学院時代から勉強を始め、26年2月に無事、正会員になることができました。

原田:
前田さんは研究分野がまったく違うのにすごいです。私は数学科専攻で、当初は数学の先生になろうかなと考えていました。でも、学部の授業にアクチュアリー試験につながるような内容があったり、保険数学に特化したゼミに入りたいという友人に感化されたりしている中で、「アクチュアリーの仕事のほうが面白そう」と思うようになり、大きく方向転換をして大学4年生のときに初めてアクチュアリー試験を受けました。年金数理の科目に最初に合格したことで、年金分野に興味を引かれ、志望するようになりました。

久保:
私も数学科の出身で、「数学を活かした職業としてアクチュアリーがある」ということは入学時から知っていました。ただ、大学3年くらいまでは大学院へ進学をするものだと思っていて、将来のキャリアをまったく真剣に考えていませんでした。4年生になってふと、「社会に出て働きたいな」と考えるようになり、真っ先に思い浮かんだ仕事がアクチュアリーでした。数学を活かした専門職として自然にたどり着いた、という感覚でいます。

―明治安田への入社を決めた理由は何でしたか。

前田:
アクチュアリーとしての業務内容そのものは、生命保険会社間で大きく変わらないと感じていました。だからこそ、インターンシップで出会った社員の方の雰囲気を大切にしました。先輩方の温和で優しい印象に、ここなら長く働いていけそう、と感じました。

久保:
同じく、面接で会った社員の穏やかな雰囲気が、入社の決め手になりました。

原田:
私は、アクチュアリーとしての将来の選択肢を広げたくて転職を決めました。前職の信託銀行から年金業務を担当しているので、このまま年金分野のスペシャリストを目指す道もあります。でもいつか生命保険分野にも挑戦したくなったとき、その選択肢を持っておきたかったという思いがあります。アクチュアリーとしていろんな業務を経験できる当社の環境に惹かれましたね。

―仕事のやりがいや面白さを感じるのは、どんな瞬間でしょうか。

前田:
今いる数理グループは少人数で、プライシング、収益検証、再保険など、それぞれが異なる業務を担っています。代えがきかない分、責任が重く、それがやりがいにつながっています。26年には監督指針改正への対応という大きなプロジェクトに携わっていて、複数の部署と連携しながら数理グループとしての専門的な意見を発信していく難しさを感じています。まだまだ先輩から教わってばかりの日々ですが、知らなかった分野を知れる面白さが、この仕事の醍醐味でもあります。

原田:
私は、年金数理人としてお客様と向き合い、財政決算の内容を説明して納得していただけた瞬間が一番うれしいですね。事前にしっかり準備をして臨んでも、お伺いした先で「担当者が変わったので最初から分かるように説明してほしい」と言われることもあります。想定外の事態にも慌てず、財政決算の目的や仕組みから丁寧に説明して、最終的に「よく分かりました」と言っていただけると、安堵とともに大きな達成感があります。
お客様への説明では、相手の理解度に合わせてその場で説明の仕方を変えていかなければなりません。専門用語を使わず、柔らかい言葉で、しかも正確に伝える——。年金数理人の大先輩たちのノウハウから学びつつ、今も試行錯誤を重ねています。

久保:
私はこれまで3つの部署を経験し、異動のたびに「見える景色ががらりと変わる」面白さを感じてきました。収益管理部や運用企画部では、会社全体の経営状況や金利・為替・インフレといった環境変動が数字にどう影響するかを追うことができます。今の商品開発では、個別の商品一つひとつに向き合い、営業現場から上がってくるお客様のニーズ、システム部門の要望、事務手続き面の制約など、さまざまな立場の声を聞きながら数理的な妥当性を守るために意見を出していきます。保険数理的にはこうあるべき、という理想があっても、ときに妥協しなければいけない場面もあります。どんな状況でも、アクチュアリーとして、「ここは守るべき」「このリスクには注意が必要だ」といった見解を伝え続けることが私の役割だと感じています。

―職場環境や制度面でどんなところに働きやすさを感じていますか。アクチュアリー試験勉強と業務の両立についても、会社のサポート体制があれば教えてください。

原田:
テレワークと出社を柔軟に選べたり、フレックスで始業時間をずらしたりと、個人の事情に合わせて働き方を調整しやすいなと感じています。私自身も、顧客訪問や出張がある日は出社し、内勤業務の日はテレワークにするなどして使い分けています。

前田:
勉強へのサポートという点では、ランチタイムに小テストや勉強会の開催、正会員による所見の添削、年2回の社内模試の実施など、色々と機会があります。配属先との調整はありますが、試験本番の1週間前からは休みを取って勉強に集中する事もでき、大半の人が活用しています。試験の大変さをみんなが理解していて、先輩方が業務面でカバーしてくれる体制があるんです。とくに、私が入社後に配属された収益管理部は正会員になっていない若手が多い部署で、「みんなで頑張ろう」という雰囲気に背中を押されていました。平日は仕事、土日は勉強という時期が長く続きますが、周りも同じ状況なので心強いですし、資格取得というゴールが明確な“自己研鑽”は、やるべきことがクリアで迷うことがありません。

久保:
私が1年目のときは、アクチュアリー試験の一次試験の内容を学ぶための社外講座に参加させてもらって、業務と勉強がおよそ半々くらいの時間配分でした。社内模試や試験前の休暇制度についても、使いやすい環境が整っていると思います。

―今後挑戦したいことや、キャリアの展望を教えてください。

前田:
数理グループへ異動したばかりなので、まずは再保険業務をしっかりと身につけたいと思っています。当社ではさまざまな部署にアクチュアリーを配属していく流れが広がっているので、例えばデジタル部門や海外事業部門など新たなフィールドにチャレンジできる可能性もあります。アクチュアリーとして社内で存在感を発揮し、多様な部門で求められる人材になっていきたいです。

原田:
2025年から年金数理人の立場になり、キャリアとしてはまだ浅い段階です。今の部署には年金数理人として30年以上のキャリアを持つ大先輩もいるので、その背中を追いながら経験を積んでいきたいと思っています。それと並行して現在は、社内のAI活用を推進するグループリーダーも担っています。AIが集計や計算業務を担うことで、私たちはより専門的な判断が求められる仕事に集中できるようになっていくでしょう。AIが出した結果をどう解釈して対外的に説明するかという部分は、人間が担い続ける領域です。AIとの協業によりアクチュアリーがさらなる価値を発揮できるよう、環境整備を進めていきたいと考えています。

久保:
私はこれまで、アクチュアリーが少ない部署を志望し、経験を積んできました。分野を絞って専門性を深めるキャリアの築き方もありますが、私は会社全体を見渡せる視点を持つことを大切にしたいです。当社では2~3年ごとに部署異動があるので、次の異動先でも新しい景色を楽しみながら成長していきたいです。

―最後に、アクチュアリーを目指している方へメッセージをお願いします。

前田:
アクチュアリー資格は、取得までに時間と労力が必要ですが、専門性を持って長く働けるという意味で大きな強みになります。正会員になれば職制とともに給与テーブルが変わり、大幅な年収アップはもちろん、スペシャリストとして尊重してもらえていること自体に喜びを感じています。アクチュアリーとして常に専門的な意見が求められる責任の大きさもまた、仕事の面白さにつながっていくはずです。

原田:
私はAI活用にも関心を広げていますが、どんな時代になっても「人が納得する場をつくる」という役割はなくなりません。アクチュアリーとして人と向き合う仕事の面白さを、ぜひ多くの方に知っていただきたいです。

久保:
アクチュアリーというと、難しい数字だけを扱う仕事というイメージを持つ方もいるかもしれません。でも実際には、会社の経営を多角的に見る視点、現場と数字の橋渡しをするコミュニケーション、そして変化する市場に対応する柔軟さが求められます。部署を異動するたびに世界が広がり、新しいやりがいに出会えるのがこの仕事の醍醐味です。

明治安田では、若手からベテランまで、役職や年次に関係なく「仲間」として支え合う風土を大切にしています。言いたいことを率直に伝え合える風通しのよさがあり、困ったときには周囲が自然と手を差し伸べる、アットホームな雰囲気の会社です。
入社後は集合研修などを通じて、業務に必要な知識やスキルをしっかりと身につけられる環境を整えています。一人ひとりが専門性に矜持を持ち、お客さまや社会に貢献できる人材へと成長していけるよう、会社全体でサポートします。
また、明治安田ならではの「Kizuna運動(きずな運動)※」を通じて、職場の仲間とのコミュニケーションを深める機会も豊富です。部署や世代を超えてつながりを感じながら働けることは、当社の大きな魅力の一つです。
これまでの経験を活かしながら、新しい環境で仲間とともに成長したい方。明治安田で、あなたらしいキャリアを築いてみませんか。

※Kizuna運動は、従業員一人ひとりが主体的に参加し、企業ビジョンの実現を目指すボトムアップ型の活動のことです。勉強会、ボランティア活動、Jリーグ観戦など、さまざまな取り組みを従業員の発案で自由に実施しています

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