2026年6月29日に、日本アクチュアリー会ホームページ「ニュース・お知らせ」で、“会費見直しおよび事務局移転”が公開されました。
特に、事務局移転に関しては、“主たる事務局”について2026年7月27日に秋葉原に移転されるとのことですので、主たる事務局以外は現存のままのようです。
https://www.actuaries.jp/info/20260629.html
そこで、今回のコラムでは、朧げな記憶を辿りながら、アクチュアリー会事務局に関する想い出などを振り返ります。
なお、記憶違いなどで誤った情報が含まれている場合には、何卒ご容赦ください)
1.小石川
都営三田線の春日駅が最寄り駅となっていた、大手生保の不動産「小石川ビル」に、当該事務局がありました。
特に、1999年8月22日~8月31日(記者注:社団法人日本アクチュアリー会100年史(261ページ)参照)に京王プラザホテルで開催された、日本アクチュアリー会100周年記念大会に向けて『大会部会委員』を務めていた関係で、小石川ビルに頻繁に通っていましたが、当時の配属先が大阪でしたので、人生で最も多く新幹線(新大阪⇔東京)に乗車した年でした。
なお、春日駅から小石川ビルに向かう途中の交差点が「西片(にしかた)」という名称ですので、今思えば、「からかい上手の高木さん」の登場人物名と同じことも驚きです。
また、春日駅は中央大学の最寄り駅ですので、当該大会から十余年を経て結成された『アクチュアリー受験研究会』に同大学キャンパスで参加した時にも、つくづく御縁のある土地だなあと痛感しました。
ちなみに、「小石川ビル」には、当時、生命保険協会の「協会便」が使えていた時期もありましたので、古き良き昭和・平成時代の慣習で同協会の“粋な計らい”にも、とても感謝しております!
2.五反田
こちらも大手生保の不動産「五反田ビル」に、日本アクチュアリー会の会議室が設置されていました。
実際、筆者が大学時代であった1993年11月27日(土)の午後に大学生向けに『アクチュアリーセミナー』が五反田で開催されましたが、初めて乗車した新幹線で、初めて富士山を見て、初めて東京に来た感慨深い記憶があります!
ちなみに、社会人になってからも、例えば、日本アクチュアリー会のHIV研究会メンバーに選任いただけた際、当該ビルの会議室で、某再保険会社勤務の医師であったM氏の計らいで、会議室の上(9階?)にあった中華料理店(漢字三文字:国光苑?)で、某制度共済の共済計理人と面会させていただけました。
その際、“入院共済(=生命保険会社の入院保険に類似)の入院限度日数について、共済は『青天井』なんだ”というフレーズが非常に印象的でした。
しかし、入院共済が大赤字であるという事実はなく、後日調べてみると、1回の入院について120日などの上限はあるものの、通算の入院について730日や1095日などの“通算限度日数がない”という意味でした。
なお、当該ビルの入り口付近に『生保ATM』のような機械が設置されていたのが、とても不思議でしたが、先輩に聞くと、契約者貸付などに利用できる“生命保険版のキャッシュカード”があり、銀行などの同カード的な役割を果たしていた模様でした。
たまたま、数年前に当該ビルを訪問したのですが、当該機会は撤去され、床にはその名残として、錆びた茶色の跡が寂しそうに残っていたのも印象的でした。
正確な日付は失念してしまいましたが、日本テレビで人気番組だった「午後は○○おもいっきりテレビ」で司会の故・みのもんた氏が、「今日の特集は、生命保険加入者向けのキャッシュカード!」とアナウンスされた記憶も(うっすらと)残っています。
3.勝どき
後述の「6.昔の資料(その2)」のリンク先資料によれば、小石川の事務局と五反田の会議室を(2003年)7月後半に中央区晴海のトリトンスクエアに移転された模様です。
特に、事務局と会議室の併設で会議室利用会員と事務局との距離が縮まり、目に見えない効果も期待できるのでは、という記述が大いに注目されますね。
なお、『トリトン』という単語を目にした際、幼少期に見ていた『海のトリトン』というテレビアニメ番組を思い出しましたが、原作者が手塚治虫氏であり、大学の先輩であったことも驚きです!
4.秋葉原
日本アクチュアリー会事務局は、『ラウンドクロス秋葉原9F』に移転されますが、JR山手線および東京メトロ日比谷線の秋葉原駅が最寄り駅です。
なお、勝どき(晴海)では都営大江戸線のみが最寄り駅でしたが、移転後は2つの路線が使えるため、さらなる利便性の向上が期待されます!
個人的には、通勤で銀座線を利用することも比較的多いため、(定期券で通える)末広町駅からも十分徒歩圏内である点も大変ありがたいです。
5.昔の資料(その1)
上述の「2.五反田」で登場した(当時の)アクチュアリーセミナーの開催案内画像は以下の通りです。大学の掲示板でこの資料を見た瞬間、脳内にある種の『閃光』が浮かんだことを昨日のように覚えています!!
(図)
6.昔の資料(その2)
日本アクチュアリー会ホームページで、2003年度(平成15年度)5月27日(火)に定時会員総会が“五反田会議室”で開催され、新役員体制での運営スタートなどが公開されました。
https://www.actuaries.jp/intro/greeting_b_H1404-H1606.html
公開資料に記載のとおり、理事長の御挨拶の中で、“懲戒請求が行われていた破綻生命保険会社に関する事案の手続き終了”というフレーズがあった点も、逆ざやから順ざやに転じた昨今においては、今一度、アクチュアリー会会員が再認識すべき歴史的事案のようにも思います。
なお、当時の上司からは、“生命保険協会(一般委員会)の委員長としても理事長を全社一丸となって大いに盛り上げましょう!”とのコメントをいただけたことが大変印象的でした。
個人的には、旧国営生保の民営化時に当該理事長との再会が果たせたことも、筆者のアクチュアリー人生において大変貴重な経験となりました!
いかがでしたか。上述の「1.小石川」で登場した、『社団法人日本アクチュアリー会100年史』を久しぶりに熟読しましたが、563ページに非常に興味がソソラレル見出しの論文を発見しました。
具体的には、(ガバメント・アクチュアリーであった)奈倉実郎(實郎)氏による『素数に関する新定理』というタイトルで、1952年(昭和27年!)6月26日の例会で発表された模様です。奈倉氏といえば、『営業保険料式責任準備金』に関する論文でも有名でして、アクチュアリー第2次試験(専門科目)の『生保2』テキストでも登場します。
代数的整数論(類体論など)専攻者の端くれとして、是非、当該例会の資料を拝見したいと思うのですが、残念ながら、日本アクチュアリー会ホームページでは発見できませんでした。本業を疎かにするわけにいきませんので、定年後の楽しみ(の1つ)として数年後に本格的な捜索活動に邁進できる日を夢見つつ、今からワクワク感でいっぱいです。
(ペンネーム:活用算方)