8月に引き続き9月に気になったニュースを幾つかピックアップいたします。
内容はすべて単なる個人的な見解であり、特定の人物や団体等を誹謗・中傷する意図は全くないことを、念のため申し添えます。
なお、スケジュールの関係で、8月下旬のニュースが含まれている場合がありますことを何卒ご容赦ください。
1.立ち入り検査
いわゆるP社問題を発端に、顧客と生命保険募集人との間で生じた金銭トラブルが話題になっていますが、大昔、P社と協業(SP生命!)していたS社にも、主務官庁による立入検査が行われる模様です。
S社の親会社のトップが元同庁長官ということもあり、逆に、検査の手が緩くならないように検査官の方々も“心を鬼にして(?)”、元上司に対峙しなければならないという、何とも皮肉な構造にありますが、「天下り」を許容する以上は、こうした事態も含めて“健全かつ公平な”金融行政が求められているようにも思われます。
どのような検査結果となるのかが、非常に注目されるところですね。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20260915-GYT1T00343/
2.コロナ保険の射幸性
数年前、日本の生命保険市場を大いに揺るがせた「新型コロナウイルス感染症」ですが、「基礎率変更権」に加えて「(医師の指示による)自宅療養」など、アクチュアリー試験受験生でなくとも、特定の専門用語が席巻する事態となりました。
御多分に漏れず、海外でも同様の問題が生じたようですので、世界規模でみた場合、いかに日本の保険市場が意識されていないことの証左といけるかもしれませんね。
https://nuemura.com/item_%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E4%BF%9D%E9%99%BA%E5%95%8F%E9%A1%8C.html
3.紙媒体の終了
義務教育の授業ですら「タブレット」などが活用される時代になりましたが、未だに超一流の経済紙発行会社が「紙媒体」で商売をしているのが前々から解せませんでした。
ついに、デジタル媒体に舵をきるようですが、遅きに失した(失礼!)感があります。
なお、自宅に全国紙の勧誘が来ることがあるのですが、販売員からは「電子版のみにすると配達員の給料が出せなくなるので、紙媒体もお願いします!」と言われてしまい、まさに、流通経路のための費用を購読者負担させるのか!と某生命保険チャネルのことを彷彿とさせてしまいます(泣・笑)
https://www.kanaloco.jp/news/economy/article-1299886.html
4.時給を上げよう!
筆者はこれまで数多くの転職を繰り返してきましたが、常に念頭に置いていた「転職ルール」は『時給を上げる』ということでした。
正直、年収が下がるような転職も経験しましたが、少なくとも時給さえ上がれば、余暇を使って副業など自分自身の有意義な時間が確保でき、精神衛生上も問題ない人生が過ごせたように思います。
記事のよれば、「労働時間に対して給料が高い」職業ランキングの1位は、「時給8,717円」の『航空機操縦士』のようですが、単なるフライト時間だけでなく、常日頃からの健康管理や様々な技術習得など、能力維持のための活動時間も勘案すれば、さらに時給が下がるかもしれませんね。
もちろん、アクチュアリーという職種も、正会員になるための試験勉強時間を含めれば、決して高い時給とは言えないかもしれませんが、社会的意義(=世の中からリスクを少しでも軽減する)を考慮すれば、決して、割に合わない仕事・資格とまでは言えないように思います(自戒を込めて!)。
https://toyokeizai.net/articles/-/955959?display=b
5.総合職の転勤
筆者が新人の頃、当時の上司(商品開発G課長代理)であったT氏が、労働組合の職場集会で、次のコメントをされたのがとても印象的でした。
“自分は東北出身だが、地元の金融機関(例.地方銀行、信用組合、信用金庫など)は、総合職であっても一切転勤がなく、地元に根付いた営業活動を地道に行うことで地域からの絶大な信頼を得ている面がある。”
当時は、そもそも組合活動の仕組みが分かっておらず、給与明細から毎月の組合費が徴収されていることも気づかない状況でした。
あれから30年以上が経過して、当時の上司が仰っていたことが大手社にも導入される時代になったんだなあと、しみじみ感慨深い思いが馳せると同時に、ひょっとすると、働き方改革の一環として(地元住民のためではなく)総合職本人(およびその家族)のための施策かなあと、何とも複雑な気持ちになりました。
https://www.47news.jp/14970389.html
6.ぶら下がり型モノレールの強み
今夏は猛暑よりも豪雨が多い印象があります。特に、8月13日(木)に千葉県を中心とする記録的豪雨(令和8年8月豪雨)は記憶に新しいところです。
一方、千葉県(千葉市)と言えば、県庁所在地に(ぶら下がり型の)モノレールが運行していることでも有名でして、大昔、パスポートを作りに乗車した経験もあります。
豪雨のため、JRや私鉄が軒並み運休となる中、「モノレールなら動いているかも」という希望を胸に「家に帰れた」と市民から感謝された模様です。
言うまでもなく、雨は上から下に振りますので、まさに、「ぶら下がり型」という特殊な構造の強みが最大限に生かされた事例と言えそうですね。
保険会社などの販売チャネル多様化以上に、公共交通機関網の多様化を是非、進めて欲しいと願うばかりです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b5b71fade2518e99b2dcefa1d88f02cdc47bb43
7.第3勢力からの起案
中学の社会科授業で「方位を優先したメルカトル図法は、海図で活用される」という世界地図の性質を学習した記憶があります。
その際、教科書できには、“当該図法を採用した場合、豪州よりもグリーンランドが大きく見える”といったデメリットも説明されていた記憶がありますが、何らかの意図をもって、グリーンランドが小さく見えるような世界地図を採択したいという政治的な意図が働いたように(穿った見方をすれば)みえます。
いずれにせよ、社会科の教材(例.教科書、地図など)を作成する会社にとっては、余計な仕事が増えたように感じられるかもしれませんね。ご愁傷様です。
https://www.asahi.com/articles/ASV947GNTV94UHBI00QM.html?iref=pc_ss_date_article
8.廃ペットボトルがクッキーに
人口爆発に対抗するため、食料・エネルギー問題は、環境問題とともに、人類へ課せられた重たい問題のように思われます。
また、廃プラスチックゴミなどによる海洋汚染も問題も深刻化する中、生態系の維持も怪しくなっているかもしれません。
幸い、上記課題を解決できる技術が考案されたようでして、具体的には、“使用済みペットボトルから作られたクッキー”がその解決策となるかもしれません。
食料・環境問題が解決すれば、人類の死亡率なども改善する可能性が高くなりますので、こういう技術開発にこそ、保険会社の社会的使命を果たすべきと思われます。
https://japan.cnet.com/article/35251926/
9.生成AIの暴走!?
AI活用のための必要な過程の1つに「機械学習」があります。
例えば、AI活用で新曲を作成する場合、著作権問題を無視すれば、当然に「ヒット曲の歌詞やメロディを学習」することが大いに想定されます。
しかも、「AI」という点がややこしい存在でして、人間が制御しようとしても、勝手に学習してしまう点が致命的かもしれません。
著名なAIビジネス創業者などが、“人類滅亡を防ぐためAI開発スピードを緩めよう”的なメッセージを出す度、一庶民としては、“AIのおかげで散々儲けておいて、自分の懐が豊かになった途端にそれかあ!”と呆れるばかりです。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20260830-GYT1T00119/
10.訃報
ビートたけしさんの名曲「浅草キッド」は、紅白歌合戦でご本人が熱唱されるなど、絶大な人気を誇っていますが、お弟子さんたち「たけし軍団」メンバーである“グレート義太夫”氏が逝去されました。
いわゆる「フライデー襲撃事件」で警察署に連行される際、マスコミから最も目立つ助手席に同氏が座られ、後部座席にいる師匠が目立たないように身をもって視界を遮られたり、得意のギターで伴奏する際、ステージ上でマイクを持った師匠から演奏方法を口頭で頼まれ、ニコニコしながら応えるシーンがとても印象的でした。
筆者の学生時代、“弟子は師匠を超えるべし”という、古き良き時代の恩師からの御言葉が未だに耳に残っていますが、アクチュアリーの師弟関係と同様に、芸能の世界でも、師匠を敬いつつ(心を鬼にして)いつかは師匠を追い抜く意気込みが必要なのかもしれません。少なくとも師匠より先に弟子が亡くなることは避けたいですね。合掌。
いかがでしたか。ここ数年来に比べると、9月としては猛暑日などがそれほど厳しくないように思いますが、一方で地震や豪雨など、これまでにあまり経験しなかったイベントが比較的多かった月のように思います。
(ペンネーム:活用算方)