1. 株式会社VRPパートナーズTOPページ > 
  2. VRPパートナーズブログ > 
  3. 【会計士・税理士転職コラム】年齢によって変わる、今までのキャリアへの評価...
大谷幸宏
【会計士・税理士転職コラム】年齢によって変わる、今までのキャリアへの評価

2014.01.25

このエントリーをはてなブックマークに追加

20代、30代、40代では転職する目的が変わってくるのはよく知られていることです。一方、求人側(企業側)が求める能力、経験も年代によって変わってくるものです。年代に応じて自分のアピールポイントや評価されるスキルや経験は変わるのです。特に「今まで経験したことのある業務」と「経験したことのない業務」を転職先がどこまで評価/受け入れるのかは、年代に大きく影響します。
 
例えば20代なら、「経験したことのある業務」は一定に評価されます。もちろん経験済みであるに越したことはありませんが、「経験したことのない業務」でもあっても本人のやる気などをもとに、採用される確率が高いのが事実です。
 
これに対し30代前半は、20代に比べて「経験したことのない業務」につける可能性は低くなります。経験者であることが優遇され、未経験の業務に就くのは難しくなるでしょう。
 
30代後半になると、その差はさらに広がります。20代よりも「経験したことのない業務」に転職できる可能性は半分くらいに減ってしまいます。今までの経験を重視する傾向が強くなり、20代のように未経験でも受け入れてくれる転職先はかなり限られます。
 
40代になると「経験したことのない業務」がないのが当たり前になります。つまり転職先が求める業務すべてに精通していることがその企業に雇われるための前提条件となるのです。
 
例えば戦略コンサルティングファームのマネージャー職の人材を採用する場合、年齢が37歳で監査業務のみ経験のあるシニアマネージャーから応募があっても採用されるのは難しいでしょう。マネージャーを募集している以上、当然入社した時点でマネージャーとしてチームを率いるのが主業務になるはずです。これまでのスキルや実績、評価はあまり関係なく、あくまで求めるスキルや経験を踏まえているかが問われます。
 
年齢に応じて「経験者」「未経験者」の比重が変わります。未経験の業務を転職先で検討する場合、年齢を考慮すべきでしょう。その上で、なぜ「未経験」の業務に就こうとするのかといった理由や、自身の能力をどう生かせるのかなどを考えるとよいでしょう。
(文:VRPスタッフ)

大谷幸宏 プロフィール

大学卒業後、金融機関にて法人営業職を経験し、98年に管理部門に特化した株式会社日本MSセンター(現:MS-ジャパン)へ入社。東京本部の立ち上げを行うなど、現在の同社の基盤を作る。2004年に国内最大規模のヘッドハンティング会社、サーチファーム・ジャパン株式会社よりスカウトを受け、エグゼクティブサーチ業界へ。 同社入社後も数多くの結果を残し、入社2年でパートナーへ昇進。2007年11月に株式会社VRPパートナーズを設立、代表取締役に就任。18年間のキャリアにおいて、2万人以上の転職者との面談実績を持ち、入社後の定着率は95%以上とサーチ業界内においてもトップクラスの実績を誇る。2014年に日本アクチュアリー会の会員に。

記事を検索

コンサルタント別で記事を見る

人気の記事

バックナンバー

転職支援サービス申し込みはこちら

一番上へ