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大谷幸宏
【会計士・税理士転職コラム】転職すべき人とすべきでない人のちがいとは

2014.03.02

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転職しようと考えたとき、まずは自分の立場を考えてみるとよいでしょう。何を考えればよいのか。それは、自分が「転職した方がいい人」なのか、それとも「転職しない方がいい人」なのかです。自分が現在置かれている立場、環境をもとに、どちらに該当するのかを考えてみることにしましょう。

まず転職した方がいい人の環境とはどういったものでしょう。それは、実力がありながら「管理職の人数が多い、つまり上位に属する役職の人が詰まっている」、または「上司との相性が悪く、仕事を思うように進めにくい」などの理由を抱えている人。なかなか昇進できない、できにくい人を指します。とくに後者は、なかなか改善されないのが実情でしょう。中には、実力がないにもかかわらず、上司に気に入られたからというだけで昇進した人がいるかもしれません。

まず、こうした環境が自分に当てはまるのか考えてみることが大切です。ただし、自身の実力を客観的に評価するのは難しいもの。一般的に多くの人が「自分はもっとできる」と過大評価したくなるものです。こうした評価を一度見直すことも必要でしょう。

では、どのように自分の実力を判断すればよいのでしょう。まず一つの評価軸となるのが、社内でどんなクライアントを担当しているかということです。自社にとって重要なクライアントかどうか。例えば、海外展開を加速させている国内企業などを担当しているのであれば、あなたの実力は社内で認められている、実力があると考えてよいかもしれません。

また、客観的評価を得るには、転職した先輩などに話を聞いてみるのも一案です。転職先と社内を比較できる人はそう多くはいません。会社を一歩外から見て、社内の環境をどのように感じるのか、さらに自分が社外に出ても問題なくやっていけるのか。社外の目を基準に評価してもらってもよいでしょう。

一方、転職しない方がいいと思われる人はどうなのでしょう。それは、大きく3つのパターンが考えられます。

まずは「試験を合格後、定期採用で入社して2年以内の人」です。実務経験を積むのはもちろん、補修所の単位をとることもあります。会計士となるべく修了試験をクリアする必要がある人もいるでしょう。こうした状況に対して手厚いサポートをしてくれるのが監査法人です。

ただし、修了試験の受験後だと時期がかなり先になります。転職に有利なタイミングを逃すことがあるので、どこかへ転職するにしても実務期間の要件を満たしてからにすべきでしょう。

2つめは「昇進の早い人」です。マネージャーまでの昇進期間は平均4年と言われていますが、徐々に期間が延びる傾向となっています。こうした中でもストレートに昇進している人は社内での評価は高いと考えるべきです。恵まれた環境を捨てて転職するのはどうでしょう。リスクと現状を適正に評価してみることも大切です。

そして最後は、「評価があまりよくない人」です。昇進の可能性が低いから転職を考えるというのは控えるべきです。もし外資系企業やコンサルティング会社などに転職したら、業績や評価によってはクビすらありえます。これに対して監査法人はこうした文化はないといえます。外の環境は今の環境と比べてどうなのかを今一度見直すことが必要でしょう。

 
(文:VRPスタッフ)

大谷幸宏 プロフィール

大学卒業後、金融機関にて法人営業職を経験し、98年に管理部門に特化した株式会社日本MSセンター(現:MS-ジャパン)へ入社。東京本部の立ち上げを行うなど、現在の同社の基盤を作る。2004年に国内最大規模のヘッドハンティング会社、サーチファーム・ジャパン株式会社よりスカウトを受け、エグゼクティブサーチ業界へ。 同社入社後も数多くの結果を残し、入社2年でパートナーへ昇進。2007年11月に株式会社VRPパートナーズを設立、代表取締役に就任。18年間のキャリアにおいて、2万人以上の転職者との面談実績を持ち、入社後の定着率は95%以上とサーチ業界内においてもトップクラスの実績を誇る。2014年に日本アクチュアリー会の会員に。

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