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大谷幸宏
コンサルティングファームへの転職

2014.03.20

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コンサルティングファームでは、監査法人の経験がそのまま評価されるわけではありません。採用で左右するのは「プラスαの価値」です。

コンサルティングファームといっても戦略や会計とでは転職のしやすさに差があります。戦略コンサルは採用枠が狭く、いわば高嶺の花。一方、会計コンサルは経験が少なからず評価されます。現実的にはこちらの方が転職先としては妥当でしょう。

戦略はポテンシャルが評価されます。つまりポテンシャルの高い20代後半までが転職するのに必要な絶対条件といえるでしょう。もっとも20代であっても、採用率は10%未満というのが現実的な数字です。

「プラスαの価値」とは何か。強いて挙げればビジネス英語を含む英語力かもしれません。大学院で経営学を学んでいたり、MBAを取得していたりすることも有利に働くでしょう。転職前にこれらのスキルを身につけておくことも大切です。

なお、戦略コンサルの未経験者の採用は27歳まで、未経験者でもMBA取得者なら29歳までがリミットと言われています。

会計コンサルでもポテンシャルが重要です。語学力や経験、マネジメント能力などが評価されれば30代前半でも採用されますが、多くは20代と考えるべきでしょう。採用率なら、20代なら80%、30代以降は徐々に下がり、40代以上は15%というのが現実的な数字でしょう。

では、ポテンシャルとは具体的にどういったものなのか。ある人事担当者によれば「1年後に一人で顧客を見つけてこられる可能性のある人」だとか。つまり、ポテンシャルは分析力よりも営業力だといえるのです。顕在している顧客のニーズをいかに引き出せるかが求められているのですね。
(文:VRPスタッフ)

大谷幸宏 プロフィール

大学卒業後、金融機関にて法人営業職を経験し、98年に管理部門に特化した株式会社日本MSセンター(現:MS-ジャパン)へ入社。東京本部の立ち上げを行うなど、現在の同社の基盤を作る。2004年に国内最大規模のヘッドハンティング会社、サーチファーム・ジャパン株式会社よりスカウトを受け、エグゼクティブサーチ業界へ。 同社入社後も数多くの結果を残し、入社2年でパートナーへ昇進。2007年11月に株式会社VRPパートナーズを設立、代表取締役に就任。18年間のキャリアにおいて、2万人以上の転職者との面談実績を持ち、入社後の定着率は95%以上とサーチ業界内においてもトップクラスの実績を誇る。2014年に日本アクチュアリー会の会員に。

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