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大谷幸宏
【会計士・税理士転職コラム】一般企業から監査法人に転身するには

2014.03.26

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一般企業に勤めている方で、試験に合格したのを機に監査法人に転職したいと考える人がいますが、これまでの実務経験は監査法人では経験値として認められないということを認識しておくことが必要です。

例えば、40代で経理部長をされていつ方が監査法人に入りたいと希望しても、採用は難しいでしょう。一般企業での経理の経験は監査法人ではそのまま即戦力として評価されません。金融機関で融資を審査するような業務に携わり支店長まで経験した人であっても同様でしょう。

一般企業と同様に、転職では年齢も重要です。受け入れる側からすると、40代のジュニアスタッフを迎えることになります。「40代の部下」は監査法人であっても上司にとっては重荷であることには変わりません。仕事をしづらいという点では一般企業、監査法人にかかわらず同様ではないでしょうか。

一般論ではありますが、もし一般企業から監査法人への転職を考えるなら、30代が上限の目安になるのではないでしょうか。

ただし、これまでの経験が「プラスαの価値」をもたらすこともあります。例えばITやシステム管理に関する経験や知識です。

監査法人は最近、IT系の求人が増えています。システムのリスクやセキュリティの監査、デジタル・フォレンジックを強化する傾向も出始めています。

今後もこうした武器は求められ、多少30代を超えてもITの経験や知識さえあれば採用される可能性は高いと考えてもよいでしょう。CISA(公認情報システム監査人)、CISSP(情報セキュリティ・プロフェッショナル認証資格)などは、監査法人でも有効な資格です。

一般企業から監査法人への転職を検討されているなら、監査でも重宝されるスキルを情報収集したうえで、転職の準備をするとよいでしょう。

ITの知識や経験は監査業務でも評価されるポイントの一つと考えてよいでしょう。

(文:VRPスタッフ)

大谷幸宏 プロフィール

大学卒業後、金融機関にて法人営業職を経験し、98年に管理部門に特化した株式会社日本MSセンター(現:MS-ジャパン)へ入社。東京本部の立ち上げを行うなど、現在の同社の基盤を作る。2004年に国内最大規模のヘッドハンティング会社、サーチファーム・ジャパン株式会社よりスカウトを受け、エグゼクティブサーチ業界へ。 同社入社後も数多くの結果を残し、入社2年でパートナーへ昇進。2007年11月に株式会社VRPパートナーズを設立、代表取締役に就任。18年間のキャリアにおいて、2万人以上の転職者との面談実績を持ち、入社後の定着率は95%以上とサーチ業界内においてもトップクラスの実績を誇る。2014年に日本アクチュアリー会の会員に。

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