気になるニュース(2021年6月)


引き続き6月に気になったニュースを幾つかピックアップしたいと思います。
なお、内容はすべて単なる個人的な見解であり、特定の人物や団体等を誹謗・中傷する意図は全くないことを、念のため申し添えます。

1.夢のような薬?

日米の大手社が共同開発したアルツハイマー病の治療薬が承認されました。これまでは進行を一時的に遅らせる薬しかなく、原因物質に直接作用する治療薬の承認は世界初のようです。
軽度の患者に月1回の投与が想定されているようですが、価格の高騰も想定されますので、投薬費用を給付する生命保険商品が登場する日も遠くないかもしれませんね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0acf6f5e444360e938a0abe55bc4597bc26d933

2.血液1滴がん判定

がん診断技術は日々進化を遂げていますが、診断手法の多様化(例.血液、尿、涙など)もさることながら、様々な業種が当該分野に参入していることも注目されます。
日本を代表するメーカーである東芝の株主総会に大いに注目されますが、かつての不正会計問題などを払拭すべく、この分野に注力する同社の行く末に期待したいところです。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6396473

3.「こども保険」?

保育・幼児教育無償化の財源として社会保険料を上乗せする「こども保険」が見送られた模様です。
かつて、政治家のアイデアとして、「長寿年金の創設」などが俎上に上ることもありましたが、民間保険会社で実施済のものをあえて政治家の手腕にされるのはどうなの?とモヤモヤした気持ちになったこともありました。
政治家絡みといえば、オレンジ共済事件で失職されたT氏が「民間保険会社が使用する死亡率は大昔のままで保険料が高い。しかし、オレンジ共済では最新の死亡率を使用しているので掛金が安い。」というコメントが非常に印象的でした。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021060301105&g=pol

4.最終選考まで全てオンライン

損保ジャパンは1日で全国およそ350人を面接し、最終選考まで全てオンラインで行う予定だそうです。
新型コロナウイルスの蔓延でオンラインの営業スタイルが徐々に浸透しつつある保険業界ですが、人材募集でもオンラインが大活躍する時代が本格的に到来しそうですね。
TVのコマーシャルからYouTubeチャンネルまで、時代と共に保険業界の在り方も大きく変革していくのでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=0CG9RvzhAjg

5.転職が決まらない理由は?

1位「経験・スキルの不足」
2位「年齢が高い」
3位「面接で失敗した」
ちなみに、転職が決まるまでに面接を受けた会社数の平均は4.4社だそうです。
知識だけでもダメ、経験だけでもダメ、「円」よりも「縁」を大切にしたいですね。。。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0df28a459a2f7b93863a2d9554b8880951ef9219

6.監督側から被監督側へ

公務員、特に「行政」従事経験者がその知識や経験などを駆使して、民間会社の成長に貢献すること自体は、当然に認められるべきで、「天下りあっせん根絶」の観点で十把一絡げにNGとすべきではないでしょう。
上から目線で大変恐縮ですが、まさに「お手並み拝見」というところでしょうか。
https://diamond.jp/articles/-/272597

7.地銀株の売却

長引く超低金利・デフレ・新型コロナなどによる個人消費の落ち込みは、地方経済にも暗い影を落としつつあるようで、某地銀による「不正融資事件」は、利ザヤ獲得が困難な銀行業全体の「藻掻き」の一端かもしれません。
一方、機関投資家としての保険会社は、上昇があまり期待できない株式を保有し続けることに対する株主などへの説明責任や、純粋な投資の観点から保有継続すべきかどうか、非常に悩ましい問題と言えそうです。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB037Z40T00C21A6000000/
地銀を含む銀行が得意とする「個人年金保険」販売では、一部の生命保険会社において、「販売力指数(※)」が「販売シェア」に有意な正の影響を与えているという結果が得られていますので、今回の売却が地銀における保険販売にどのような影響を及ぼすのかが大いに注目されます。
 ※ 生命保険会社の銀行に対する株式保有比率から生成される変数
https://www.chiginkyo.or.jp/app2/entry_file/kin_41_04.pdf

8.相続対策に入った生命保険

“払い込みが終わった後、支払った保険料以上の返戻金が受け取れます。”
ウットリするような口説き文句ですが、何のために保険に加入するかは「意向確認書面」でシッカリと確認が求められる重要事項であり、毎月5万円の保険料を払い続ける「意味」を保険募集人と共にシッカリと議論し尽くすことも大切ですね。
“払い込みが終わった”という前提条件の難しさを、改めて痛感しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec06a4ff01678a1cee08db962b7e07c2a09c2619

9.虚数は社会でいつ使う?

社内勉強会用の“ガチ数学”資料が公開されたようですが、ゲーム開発現場では、普通に「虚数」が使われるようですね。
数学科卒にとって「虚数の意義」は今更強調する必要はありませんが、「虚数とか社会に出ていつ使うんだよ?」という素朴な疑問に真っ向から回答する企業が存在することに、ある種の「心地よさ」が感じられます。
“いいのいっぱいあいじょう”と“マイナス1”が等しいなんて!!
https://news.yahoo.co.jp/articles/48a4d754f00f6f8afd482dd6fb7e90055ac6d08d

10.退任日の翌日が新任日?

同姓同名の可能性はもちろんありますが。。。
https://www.nnlife.co.jp/library/pdf/company/news/2021/20210604_HR.pdf
https://www.fwdfujilife.co.jp/-/media/pdf/release/2021/0617/0617.pdf?rev=99232e79db2341449b57b172b3025e3b

いかがでしたか。新型コロナウイルスに対するワクチン接種も本格化して参りましたので、来月の「ニュース」では感染状況が激減していることを願ってやみません。

(ペンネーム:活用算方)

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