気になるニュース(2026年5月)


4月に引き続き5月に気になったニュースを幾つかピックアップいたします。
内容はすべて単なる個人的な見解であり、特定の人物や団体等を誹謗・中傷する意図は全くないことを、念のため申し添えます。
なお、スケジュールの関係で、4月下旬のニュースが含まれている場合がありますことを何卒ご容赦ください。

1.つながらない権利

勤務時間外にメールなどの業務連絡が来ても対応拒否できる権利が注目されています。
実際、当該権利は欧州中心に法制化が進められており、2016年に初めて法制化したフランスでは、「勤務時間外にメール等に返信しなくてよい権利を持つ」ことが法律で定められています。
筆者も大昔、職場結婚の披露宴に招かれたのですが、披露宴後にそのまま控室で、翌月曜日の常務会資料を説明させられた苦い記憶もあります。
https://www.at-s.com/snews/article/ats/1967265.html

2.会社に残るか、転職するか

正解のない悩みに、中国古典が出したシンプルな答えです。
孔子の教えとして、「九仞の功を一簣に欠く(最後の僅かな努力を怠り、すべてが台無しになる)」と並んで語られることが多いようでして、解釈は様々ありますが、とにかく最後まで根気強く進むべきだとされることが多いです。
筆者も、VRPパートナーズの大谷様から多大なるご支援を賜り、これまで何度か転職を経験させていただけましたが、何事も中途半端が最も良くないように思います。
https://diamond.jp/articles/-/389762


3.一流の謝罪
日本橋三越本店が開催した「イタリア展2026」で、高級サンドイッチ店の不適切な衛生管理行為が批判を浴び炎上された模様です。
謝罪の目的は「事態収拾」と「ダメージコントロール」ですが、とりあえず謝っておくというような機械的対応は、かえって事態を悪化させる恐れがあります。
これまで様々な「謝罪会見」がありましたが、やはり、信頼ある老舗百貨店として、「レストラン並みの徹底した衛生管理」と、それに見合う「品格」を兼ね備えた謝罪は、まさに“一流の謝罪”と言えるでしょう。
https://president.jp/articles/-/112934

4.契約者保護制度の延長検討

1996年に施行された改正保険業法で導入された、いわゆる“セーフティーネット”は、生命保険契約者保護基金および生命保険契約者保護機構として、脈々と受け継がれています。
当該保護制度を、来年3月末の期限以降も延長する方向で金融庁が検討されている模様です。
筆者が新入職員の頃、保険業法改正直前ということもあり、5月の連休返上で、同改正案を熟読していたのですが、当時の試案では、“資金援助法人(仮称)”という単語が鮮明に記憶に残っています。

残念ながら、90年代終わりから2000年初めにかけて発生してしまった、保険会社の破綻は、これ以上、発生しないことを切に願うばかりですね。
https://news.jp/i/1425815239088178012

5.AIによる未解決問題の解決

フィールズ賞数学者であるテレンス・タオ氏が、約50年未解決の「エルデシュ問題728番」という数学の予想について「AIが自律的に解決した」と宣言された模様です。
エルデシュ問題とは、ハンガリーの数学者ポール・エルデシュが残した問題を指して、1,000近くあるようですが、728番はその一つで、(a+b-n)の階乗とnの階乗をかけたものが、aの階乗とbの階乗をかけたもので割り切れるとき、この(a+b-n)の値はnと比較して、どれぐらいの大きさになるのか、という問題です。
https://www.47news.jp/14243867.html

6.理想的な死に方!?

20年以上前、筆者の父親は「がん」で死にました。
がんの場合、不慮の事故と異なり、少なくとも、最後のお別れを言える時間的余裕がある分だけ、倖せと言えるかもしれません。
医療技術の進歩のおかげで、1950年代で2割程度、1970年代で3割程度であった、がん罹患後の5年生存率が4割から6割台にまで上昇しているようですが、免疫療法を始めとして、がんに対する有効な治療方法が、ますます拡大することを祈念いたします。
https://president.jp/articles/-/112355

7.書類選考ナシ、55歳でも歓迎!?

令和時代に特定の職業に従事される女性に対して、“●●のおばちゃん”と呼称することは、ある種の差別用語と捉えられるのかもしれませんが、古き良き(?)昭和時代には、地上波などで当たり前のようにCMが流れていました。
https://youtu.be/z3EvcMOYXuo?si=u6NlquUJR34ZRa1Q
かくいう筆者も、入社時研修で人事担当社から、当該CMについて説明され、“いい時代だったなあ”とシミジミと昭和時代を振り返った記憶もあります。
入社後に広報部と近い仕事をさせていただけましたので、高倉健氏や吉永小百合氏など、錚々たる俳優陣をCMに起用して、バブル崩壊までの“ザ・セイホ”と言わしめた、まさに荘厳な雰囲気を垣間見た記憶もあります。

一方、90年代終わりに、いわゆる“営業研修”で3カ月間、関西方面の営業部にお世話になりましたが、いわゆる“わかば加算”と称して、新人の営業職員を入社させれば、営業部の営業目標に加算されるという制度を垣間見ることもでき、振り返ってみれば大変貴重な経験をさせていただけたことに、改めて深く感謝申し上げる次第です。
https://nikkan-spa.jp/2160243

8.S&P

営業ノルマがキツスギて、闇営業に手を染めるのであれば、まだ情状の余地もありそうですが、記者会見を拝見していると必ずしもそうではない者が犯人である雰囲気もあり、一刻も早く真相解明が待たれるところです。
お客さまからは一斉に“同じ穴の狢”と揶揄されそうですが、少なくとも、”元金融庁長官”に頭を下げさせることは、免許事業者として回避すべき重大事案と言えるでしょう。
https://www.asahi.com/articles/ASV5Y34J4V5YULFA006M.html

いかがでしたか。このコラムを執筆しているのは、2026年5月ですが、今月発売の『数学セミナー(日本評論社)』で、筆者と同じゼミ生だった二人の“教授”による寄稿が連続で登場したことを大変喜ばしく思います。卒業直前に恩師からいただいた“できれば(整数論の)専門家になってもらいたい”という御言葉が、アクチュアリー実務家として常に重く圧し掛かっています。

(ペンネーム:活用算方)

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