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公認会計士は将来性がないって本当?
SNSや口コミサイトで「公認会計士は将来性がない」「監査はAIに置き換わる」といった意見を目にして、不安になったことはありませんか。
せっかく難関試験を突破し、監査法人でハードな実務をこなしてきたのに、「将来性がない」と言われると今後のキャリア設計が揺らいでしまうかもしれません。
特に、監査法人での実務経験を積み終えるタイミングは将来を強く意識する時期です。周囲が転職し始めたり、年収や働き方の差が見えたりすると、自分はこのままでよいのかと考えてしまうものです。
将来性がないのではなく、「今の環境の延長線上に理想のキャリアが見えない」ことが不安の正体かもしれません。まずは、公認会計士の将来性のリアルを紐解いていきましょう。
公認会計士は将来性がないと言われる理由
公認会計士が「将来性がない」と言われる背景には、「資格取得者の増加」「AIの進化」「監査業務そのものへの不安」などの要因があります。
これらの要因について、以下から実情を解説していきます。
公認会計士の増加による希少性の低下
近年、公認会計士試験の合格者数は増加傾向にあり、「会計士は多すぎるのではないか」といった声も見られます。かつては圧倒的な希少資格とされていましたが、人数の増加により相対的な希少性が薄れていると感じる人もいるでしょう。
ただし、実務で高い専門性やマネジメント力を備えた会計士は依然として不足しています。自分自身が単なる資格保有者で終わるのか、価値を出せる人材になるのかが将来性の分かれ目といえます。
AI・テクノロジーに仕事を奪われる不安
監査手続きの自動化やデータ分析ツールの進化により、「いずれAIに仕事を奪われるのでは」と不安を抱く声もあります。確かに定型的な作業は効率化が進んでいます。しかし一方で、リスク評価や内部統制の高度化、経営判断への助言など、人間にしか担えない領域の重要性はむしろ高まっています。
テクノロジーを脅威と捉えるか、武器として使いこなすかで将来性は大きく変わります。
AIと公認会計士の関係性については、以下の記事で詳しく紹介しています。
監査業務の将来に対する懸念
「監査は将来なくなるのでは」という極端な意見を耳にすることもあります。実際には、上場企業に対する法定監査は制度として存続しており、社会的な役割は非常に大きいものであるため、無くなるという考えは現実的ではないといえるでしょう。
ただし、監査法人内での業務がルーティン化しやすく、成長実感を得にくいと感じる人がいるのも事実です。
監査経験は、事業会社の経理・財務、FAS、コンサルなど多様なキャリアへの土台となります。将来性を広げる鍵は、経験をどう活かすかにあります。
結論・公認会計士には将来性がある

結論からいえば、公認会計士という資格そのものに将来性は十分あります。
不安の多くは「監査法人での働き方」や「現職での成長実感」に起因しているケースが大半です。資格の価値が下がっているのではなく、活かし方が問われる時代になっているだけともいえます。
公認会計士には将来性があるという結論の裏付けについて、以下から詳しく紹介します。
企業活動に会計・監査が不可欠である
どれだけテクノロジーが進化しても、企業活動において会計と監査の機能は不可欠です。
投資家や金融機関が安心して意思決定を行うためには、財務情報の信頼性が担保されている必要があります。上場企業だけでなく、IPO準備企業や海外展開企業でも高度な会計知識が求められており、公認会計士の専門性が活躍できるフィールドは今後も安定して存在し続けます。
会計士に求められる役割が広がっている
近年は単なる監査人としてだけでなく、M&A支援、事業再生、内部統制構築、CFO候補など、会計士に求められる役割が多様化しています。
特に20代〜30代の若手会計士は、監査で培った財務・内部統制の知識を武器に、事業会社やコンサルファームへキャリアを広げるケースも増えています。専門性を軸にしながら、ビジネス側へ踏み出せる点は大きな強みです。
専門性と信頼性が武器になる資格である
公認会計士は国家資格の中でも難関に位置づけられ、高度な専門性と倫理観が求められます。
この「信頼性」は、他職種では簡単に代替できない大きな価値です。企業経営に近いポジションや重要な意思決定に関わる場面でも、会計士という肩書きは強い説得力を持ちます。資格に安住するのではなく、経験を積み重ねることで、市場から選ばれる人材へと進化していけるのです。
AIと公認会計士の関係は今後どうなる?
AIやデータ分析ツールの進化により、仕訳チェックや証憑突合などの定型業務は今後さらに自動化が進むでしょう。ただし、それは「仕事がなくなる」というより「仕事の中身が高度化する」という変化です。
リスクの見極めや経営層との対話、複雑な会計論点の判断などは、人の専門性が不可欠です。AIは代替者ではなく、生産性を高めるパートナーとして活用される存在といえます。今すぐ会計士の仕事が奪われる可能性は現実的ではありません。
将来性のある公認会計士とそうでない公認会計士の違い
同じ公認会計士でも、将来性に差が出るのは事実です。その違いは資格そのものではなく、キャリアの築き方にあります。監査法人での経験をどう活かすか、どのタイミングで次のステージに挑戦するかによって、市場価値は大きく変わります。
ここでは、将来性のある会計士に共通する特徴を整理します。
スキルや経験の幅が広い
監査業務だけにとどまらず、M&A関連業務、IPO支援、内部統制構築などに積極的に関わってきた会計士は、市場から高く評価されやすい傾向があります。
会計知識に加えて、事業理解やマネジメント経験を持つ人材は希少です。若手のうちから意識的に経験の幅を広げることで、「監査ができる人」から「経営に貢献できる人」へと進化できます。
環境の変化に適応できる
会計基準の変更、テクノロジーの進化、企業を取り巻く規制の変化など、会計士を取り巻く環境は常に変化しています。その中で、新しい知識やツールを積極的に取り入れられる人は、長期的に価値を発揮できるため、将来性があるといえるでしょう。
一方で、「これまで通り」に固執してしまうと、選択肢は徐々に狭まります。変化を前向きに受け入れられる柔軟性が重要です。
キャリアを主体的に考えている
「なんとなく監査法人にいる」という状態が長く続くと、将来への不安は大きくなります。
将来性のある会計士は、自分がどんな専門性を磨きたいのか、どの業界で活躍したいのかを主体的に考えています。転職もその選択肢の一つです。市場動向を把握し、自身の強みを客観的に見つめ直すことで、より可能性の広いキャリアへ踏み出すことができます。
公認会計士としての将来性を高めるキャリアの選択肢
公認会計士の将来性は、「資格があるかどうか」ではなく「どんな経験を積んできたか」で決まります。実務経験3年を終え、今後のキャリアに迷い始める20代〜30代のタイミングは、大きな分岐点です。監査法人に残る道もあれば、専門領域を変える道もあります。
ここでは、将来性を高める代表的なキャリアの選択肢を整理します。
監査法人で専門性を深める
監査法人に残り、特定業界や高度論点に強みを持つスペシャリストを目指す道がまず挙げられます。
IFRSや内部統制、IT監査など、専門性を深めることで希少価値は高まります。マネージャー以上を目指す過程で、チームマネジメント力やクライアント対応力も磨かれます。監査法人内でも「代替しにくい存在」になれるかどうかが、将来性を左右します。
FAS・コンサルで経験を広げる
M&Aアドバイザリーや事業再生、財務デューデリジェンスなどを手がけるFASやコンサルティングファームへの転身も人気の選択肢です。
監査で培った財務知識をベースに、より経営に近い領域へ踏み込むことができます。スピード感のあるプロジェクト経験を積むことで、ビジネス視点や提案力が鍛えられ、市場価値の向上にもつながるでしょう。監査とは異なる刺激を求める方にも適しています。
FASへの転職については、以下の記事で詳しく紹介しています。
転職によってキャリアの幅を広げる
事業会社の経理・財務、CFO候補、スタートアップの管理部門責任者など、他業種への転職によってキャリアの可能性は大きく広がります。
特に若手のうちはポテンシャルも評価されやすく、挑戦の選択肢は豊富です。「監査しかできない」と思い込むのではなく、自身の強みを整理し、市場でどんな価値を発揮できるかを見直すことが重要です。転職はリスクではなく、将来性を高める戦略的な一手になり得ます。
将来性を考えるうえで転職は有効な手段の一つ

「このまま監査法人にいてよいのだろうか」と感じながらも、忙しさを理由に動けていない方は少なくありません。しかし、将来性に不安を抱えたまま数年が過ぎてしまうケースもあります。転職は今の環境を否定するものではなく、自身の市場価値を確かめ、可能性を広げるための前向きな選択肢です。
特に若手〜中堅のタイミングは、キャリアの方向性を柔軟に描ける重要な時期といえます。
将来を見据えて転職する会計士は増えている
近年は、実務経験を満たしたタイミングでキャリアを見直す会計士が増えています。
監査で基礎を固めたうえで、FASやコンサル、事業会社へとステップアップする流れは一般的になりつつあります。「不満があるから辞める」のではなく、「将来像から逆算して動く」という考え方が主流になっています。主体的な転職は、長期的な将来性を高める行動といえるでしょう。
キャリアの選択肢を知ることが重要
将来性に不安を感じる背景には、「他にどんな選択肢があるのか分からない」という情報不足もあります。自分では当たり前だと思っている監査経験も、外部から見れば大きな強みです。まずは市場動向や求人の傾向を知り、自分の可能性を客観的に把握することが重要です。選択肢を知るだけでも、今の仕事への向き合い方が変わることがあります。
会計士の転職ならVRPパートナーズへ
公認会計士のキャリアに精通した転職エージェントを活用することで、より戦略的なキャリア設計が可能になります。
VRPパートナーズは、会計・財務領域に特化し、監査法人出身者の転職支援実績も豊富です。FASやコンサル、事業会社の管理部門など、多様な選択肢を踏まえた提案が受けられます。将来性に不安を感じた今こそ、一度プロに相談し、自身の可能性を広げてみてはいかがでしょうか。
まとめ
公認会計士の将来性に不安があると言われる背景には、資格保有者の増加やAIの進化、監査業務への懸念などがあります。しかし、企業活動において会計・監査の重要性は今後も変わりません。むしろ、専門性と信頼性を兼ね備えた会計士の価値は、活躍のフィールドが広がる中で高まっています。
将来性を左右するのは資格そのものではなく、どのような経験を積み、どの環境で力を発揮するかです。監査法人で専門性を深める道もあれば、FASやコンサル、事業会社へと挑戦する選択肢もあります。主体的にキャリアを考え、必要に応じて転職エージェントを活用することが、長期的な市場価値向上につながります。