投稿日:2026.03.20/最終更新日:2026.03.26

公認会計士

公認会計士が転職するベストタイミングは?年齢・経験年数・時期別に解説

公認会計士が転職するベストタイミングは?年齢・経験年数・時期別に解説
公認会計士として監査法人で働いているものの、「このまま監査を続けるべきか」「いつ転職するのがベストなのか」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

公認会計士は専門性が高く転職しやすい職種ですが、転職するタイミングによって選べるキャリアや求人の種類は変わります。

この記事では、公認会計士が転職するベストタイミングを年齢・経験年数・時期などの視点から解説します。転職を検討している方はぜひ参考にしてください。
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VRPパートナーズ編集部

VRPパートナーズ 編集部です。アクチュアリー・公認会計士・税理士・IPOに関係する話題を配信していきます。日々の業務や転職にぜひご活用ください。

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公認会計士が転職するタイミングは重要?

公認会計士は専門性が高く転職しやすい職種といわれますが、実は「いつ転職するか」によってキャリアの選択肢が大きく変わります。

たとえば監査経験が浅い段階では応募できる求人が限られる一方、一定の経験を積んだ後は事業会社の経理やFAS、コンサルなど多様なキャリアに広がります。また、企業側が求める経験年数や役割によっても適切なタイミングは異なります。将来のキャリアの幅を広げるためにも、転職のタイミングを見極めることは非常に重要です。

公認会計士ならではの転職のコツは、以下の記事でも詳しく紹介しています。

公認会計士が転職しやすいタイミング

公認会計士が転職しやすいタイミングは、主に「勤続年数」「年齢」「転職市場の時期」の3つの観点で考えられます。

特に監査法人で一定期間の実務経験を積んだ後は、企業の経理部門や財務部門、コンサルティングファームなどからのニーズが高まります。また、企業の採用が活発になる時期もあり、タイミングによっては求人の数やポジションの幅が大きく変わることもあります。自分の経験と市場動向を踏まえ、最適なタイミングを見極めることが重要です。

【勤続年数】監査経験3年以上はマスト

公認会計士が転職を検討する場合、一般的に監査法人での実務経験3年以上が一つの目安とされています。監査経験が3〜5年程度あると、会計・内部統制・財務分析などの基礎スキルが身についていると評価されやすく、転職市場でも需要が高まります。

このタイミングでは事業会社の経理や財務、IPO準備企業、コンサルティングファームなど幅広いキャリアの選択肢が広がります。逆に経験が短すぎると応募できる求人が限られるため、まずは一定の実務経験を積むことが重要です。

【年齢】35歳以下は選択肢が多い

公認会計士の転職市場では、一般的に35歳以下の人材は選択肢が多い傾向があります。

若手のうちはポテンシャル採用や将来の管理職候補として採用されるケースも多く、未経験の業界や職種にもチャレンジしやすいのが特徴です。一方で、年齢が上がるほど企業は即戦力やマネジメント経験を求める傾向が強くなります。そのため、キャリアチェンジを検討している場合は、比較的若いうちに動くことで選択肢を広げやすくなります。

事業別に見る公認会計士のベストな転職タイミング

公認会計士の転職先は、事業会社・FAS・コンサルティングファームなど複数の選択肢があります。それぞれの分野で求められるスキルや経験が異なるため、転職に適したタイミングも変わります。

事業別に、公認会計士のベストな転職タイミングを紹介します。

事業会社

事業会社への転職は、公認会計士の中でも人気の高いキャリアです。監査の経験を活かすことで経理や管理部門への転職ができ、企業の成長をサポートするやりがいが感じられます。

比較的若手を求める傾向にあるため、転職のベストタイミングは以下になります。

  • 年齢…… 30代前半、または20代
  • 実務経験…… 監査法人で3〜5年程度の経験

この頃には会計・内部統制・財務分析などの基礎スキルが身についており、企業側からも即戦力として評価されやすくなります。

FAS

FAS(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)は、M&Aや企業再編に関するアドバイザリー業務を行う分野で、公認会計士の転職先として非常に人気があります。監査法人での監査経験や財務知識が直接活かせるため、比較的スムーズにキャリアチェンジしやすいのが特徴です。転職のベストタイミングは以下の通りです。

  • 年齢…… 35歳以下
  • 実務経験…… 監査法人で5年以上の経験

財務デューデリジェンスなどの業務で監査経験が評価されやすく、年収アップを目指す会計士にも選ばれやすいキャリアです。

コンサルティングファーム

コンサルティングファームへの転職は、より幅広いビジネス課題に関わりたい公認会計士に人気があります。財務戦略やCFO支援などの領域では会計士の専門性が活かされやすく、総合コンサルや戦略系コンサルに転職するケースも多く見られます。転職のベストタイミングは以下になります。

  • 年齢…… 30代前半、または20代
  • 実務経験…… 場合によっては3年以下での転職も可能

コンサルティングファームでは監査業務の経験よりもコンサルタントとしてのポテンシャルが評価される傾向にあるため、実務経験を積むよりも早めの転職が効果的となる可能性があります。

一年で公認会計士が転職しやすい時期とは?

公認会計士の転職は、年間を通して可能ですが、実際には求人が増える時期や動きやすいタイミングがあります。

特に監査法人の業務スケジュールや企業の採用計画に影響を受けるため、転職市場には一定の「転職しやすい時期」が存在します。忙しい時期に無理に転職活動を進めると準備不足になりやすいため、監査法人の繁忙期が終わったタイミングや企業の採用が活発になる時期を狙うと、余裕を持って転職活動を進めやすくなります。

繁忙期後(6月中旬以降)

監査法人で働く公認会計士にとって、繁忙期が終わる6月中旬以降は転職を検討しやすいタイミングといわれています。多くの監査法人では3月決算企業の監査が集中するため、4月中旬~6月上旬は非常に忙しくなります。そのため、繁忙期が落ち着く6月中旬以降に転職活動を始める人が増える傾向があります。

また、繁忙期を乗り切ったタイミングでキャリアを見直す人も多く、実際にこの時期から求人への応募やエージェントへの相談を始めるケースがよく見られます。

求人が増えやすい時期(2〜3月、9〜11月)

企業の採用活動が活発になる時期として、2〜3月と9〜11月が挙げられます。これらの時期は企業の組織体制の見直しや新しい事業計画に合わせて採用を強化するケースが多く、経理・財務人材の求人も増える傾向があります。

公認会計士を求める企業やコンサルティングファームの求人も比較的多く出るため、転職の選択肢が広がりやすい時期です。できるだけ多くの求人を比較したい場合は、このタイミングに合わせて転職活動を進めるとよいでしょう。

公認会計士が転職を考えるきっかけ

公認会計士は専門性が高く、監査法人でキャリアをスタートする人が多い職種ですが、一定の経験を積んだ後に転職を検討するケースも少なくありません。転職を考えるきっかけは人それぞれですが、働き方や将来のキャリア、年収などに関する悩みがきっかけになることが多いです。

ここでは、公認会計士が転職を考えるよくあるきっかけを紹介します。

残業や働き方に不満を感じたとき

監査法人で働く公認会計士の中には、長時間労働や繁忙期の忙しさに負担を感じ、転職を考える人も少なくありません。特に決算期には業務が集中し、残業や休日出勤が続くケースもあります。

こうした働き方に疑問を感じ、ワークライフバランスを重視したいと考えることが転職のきっかけになることがあります。事業会社の経理や財務部門などは、監査法人と比べて働き方が安定している場合も多く、生活とのバランスを重視する人に選ばれることがあります。

キャリアの幅を広げたいとき

監査業務は専門性の高い仕事ですが、同じ業務を続ける中でキャリアの幅を広げたいと考える公認会計士も多くいます。たとえば、事業会社に転職して経営に近い立場で働いたり、FASやコンサルティングファームでM&Aや経営支援に関わったりすることで、より幅広いビジネス経験を積むことができます。

監査法人で培った会計知識や分析力はさまざまな分野で評価されるため、新しい分野に挑戦するために転職を検討するケースも多いです。

年収アップを目指したいとき

年収アップを目指して転職を検討する公認会計士も多くいます。監査法人でも昇進に伴って年収は上がりますが、FASやコンサルティングファーム、成長企業のCFO候補などに転職することで大幅な年収アップを実現できる場合があります。

また、自分の専門性や経験をより高く評価してくれる環境を求めて転職するケースもあります。特に監査経験を数年積んだタイミングは市場価値が高まりやすく、年収アップを狙いやすい時期といえるでしょう。

公認会計士が転職タイミングを見極めるポイント

公認会計士が転職を成功させるためには、単に「転職したい」と思ったタイミングで動くのではなく、以下のようなポイントを踏まえてタイミングを見極めることが重要です。

  • 自分の市場価値を把握する
  • どのキャリアを目指すか整理する
  • 転職市場の動向を確認する

それぞれ、詳しくみていきましょう。

自分の市場価値を把握する

転職のタイミングを判断するうえで、自分の市場価値を把握することは非常に重要です。監査経験の年数や担当してきた業務、マネジメント経験の有無などによって、応募できる求人や年収水準は大きく変わります。

自分のスキルが転職市場でどの程度評価されるのかを理解することで、転職すべきタイミングを判断しやすくなります。会計士専門の転職エージェントに相談すれば、客観的な市場価値や適した求人を知ることができます。

どのキャリアを目指すか整理する

転職のタイミングを見極めるためには、自分が将来どのようなキャリアを目指すのかを整理することも重要です。たとえば、事業会社で経営に近い仕事をしたいのか、FASやコンサルティングファームで専門性を高めたいのかによって、求められる経験や適切な転職タイミングは変わります。

キャリアの方向性が明確になれば、必要なスキルや経験を逆算して準備することができ、より戦略的に転職活動を進めることが可能になります。

転職市場の動向を確認する

転職市場の動向を把握することも、タイミングを見極めるうえで欠かせません。企業の採用ニーズは景気や事業拡大の状況によって変化するため、求人が増える時期や求められるスキルも変わります。

特に公認会計士の場合、IPO準備企業やコンサルティングファームなどで採用ニーズが高まるタイミングがあります。転職エージェントを活用すれば、一般には公開されていない求人や最新の市場動向を知ることができ、より有利に転職活動を進めやすくなります。

公認会計士が転職活動を始めるならエージェント活用がおすすめ

公認会計士が転職活動を進める際は、会計士専門の転職エージェントを活用するのがおすすめです。公認会計士の転職市場は専門性が高く、一般の求人サイトでは見つけにくい求人も多く存在します。

エージェントを利用すれば、自分の経験や希望に合った求人を紹介してもらえるだけでなく、転職のタイミングやキャリアの方向性についても相談できます。効率よく情報収集を行いながら転職活動を進めるためにも、エージェントのサポートを活用するとよいでしょう。

非公開求人を紹介してもらえる

転職エージェントを利用するメリットの一つは、一般には公開されていない「非公開求人」を紹介してもらえる点です。

企業が重要なポジションを採用する場合や、応募が集中するのを避けたい場合、求人を非公開で募集するケースがあります。特に公認会計士を対象とした求人には、IPO準備企業の経理責任者やCFO候補など魅力的なポジションが含まれることも少なくありません。エージェントを活用することで、こうした求人に出会える可能性が高まります。

転職のベストタイミングを相談できる

転職エージェントでは、キャリアアドバイザーに転職のベストタイミングを相談できる点も大きなメリットです。

監査法人での経験年数や年齢、これまでの担当業務などを踏まえて、転職市場で評価されやすいタイミングをアドバイスしてもらえます。また、現在すぐに転職すべきか、もう少し経験を積んでから動くべきかといった客観的な意見を聞くこともできます。将来のキャリアを見据えながら転職活動を進めるためにも、専門家のサポートを活用すると安心です。

公認会計士の転職に「VRPパートナーズ」

公認会計士が転職を検討する際は、会計・財務領域に特化した転職エージェント「VRPパートナーズ」にご相談ください。

VRPパートナーズは、公認会計士や税理士、管理部門人材の転職支援に強みを持つエージェントです。監査法人から事業会社、FAS、コンサルティングファームまで幅広い求人を扱っており、専門知識を持つコンサルタントがキャリア相談から求人紹介、選考対策までサポートします。

転職のタイミングやキャリアの方向性に悩んでいる場合でも、客観的なアドバイスを受けながら転職活動を進めることができます。

まとめ

公認会計士は比較的転職しやすい職種ですが、転職のタイミングによってキャリアの選択肢は大きく変わります。一般的には監査法人で3〜5年程度の経験を積んだタイミングや、35歳以下の若いうちが転職しやすいといわれています。

また、繁忙期後の6月中旬以降や求人が増える2〜3月・9〜11月は転職活動を進めやすい時期です。自分の市場価値や目指すキャリアを整理し、転職市場の動向を確認しながら進めることが重要です。会計士専門の転職エージェントを活用すれば、非公開求人の紹介や転職タイミングのアドバイスを受けることができ、よりスムーズに転職活動を進められるでしょう。

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