投稿日:2026.02.21/最終更新日:2026.02.25

公認会計士

公認会計士が転職をすると後悔する?後悔しないためのポイント・対策を紹介

公認会計士が転職をすると後悔する?後悔しないためのポイント・対策を紹介
監査法人で実務経験を積み、公認会計士として登録を終えたタイミングで「このまま監査を続けるべきか」と悩む方は少なくありません。一方で、「転職して後悔しないだろうか」という不安から一歩を踏み出せないケースも多いでしょう。

本記事ではよくある後悔のパターンや転職先別の注意点、後悔しないための具体的な対策を解説します。監査法人からのキャリアチェンジを検討している公認会計士の方は、ぜひ参考にしてください。
著者画像

この記事の著者

VRPパートナーズ編集部

VRPパートナーズ 編集部です。アクチュアリー・公認会計士・税理士・IPOに関係する話題を配信していきます。日々の業務や転職にぜひご活用ください。

▼あなたの状況に合わせて最適な選択肢をご提案します。
まずは気軽にご相談ください。

会計士に特化した転職支援サービスはこちら

公認会計士が転職後に後悔してしまうよくあるパターン

公認会計士の転職先は、事業会社の経理・財務、FAS、コンサル、ベンチャーCFOなど選択肢が豊富です。その一方で、情報不足のまま転職し「想像と違った」と後悔するケースもあります。

まずは、転職後に後悔してしまうよくあるパターンについて、以下から詳しく紹介します。

年収や条件だけで転職先を選んでしまう

「年収アップ」「残業少なめ」といった条件面だけで転職先を選ぶと、入社後にギャップを感じやすくなります。

高年収のポジションでは即戦力としての成果が強く求められ、プレッシャーが大きい場合もあります。逆に働きやすさを優先しすぎて成長機会が限られ、将来的にキャリアの幅が狭まってしまうケースも考えられます。

公認会計士として後悔しない転職を実現するには、条件だけでなく仕事内容や将来のキャリア形成まで見据えて判断することが大切です。

転職後の仕事内容を十分に理解していなかった

監査法人では監査業務が中心で、一定の型や進め方があります。一方、事業会社やコンサル、FASなどでは、自ら課題を見つけて動く主体性や、よりビジネス寄りの視点が求められます。

「監査より楽そう」「数字を扱う仕事だから同じだろう」といったイメージだけで転職すると、業務範囲の広さやスピード感に戸惑うこともあるようです。具体的な業務内容や1日の流れ、期待される役割を事前に確認しておくことが重要です。

人間関係や社風の違いに馴染めなかった

監査法人は組織体制や評価制度が比較的整っており、同世代の会計士も多い環境です。しかし事業会社やベンチャーでは、少数精鋭で年齢層も幅広く、意思決定のスピードやコミュニケーションスタイルが大きく異なります。

ロジカルさよりも調整力や巻き込み力が重視される場面もあり、ギャップに戸惑うケースも少なくありません。社風やカルチャーの違いを理解せずに転職すると、想像以上にストレスを感じて後悔につながってしまうことがあります。

転職の目的が曖昧なまま動いてしまった

「監査がつらい」「繁忙期が大変」といったネガティブな理由だけで転職活動を始めると、判断軸が定まらず、入社後に後悔しやすくなります。年収アップを目指すのか、ワークライフバランスを整えたいのか、将来CFOを目指したいのかによって、選ぶべき環境は大きく異なります。

転職の目的が曖昧なままでは、内定が出た企業に流されてしまい、主体性のない転職となる可能性もあります。まずは自分のキャリアビジョンを明確にすることが、後悔しない転職への第一歩です。

公認会計士が後悔しやすいケース【転職先別】

公認会計士の転職は選択肢が広いからこそ、転職先ごとに「思っていたのと違った」と後悔するポイントも異なります。監査法人での経験は市場価値が高い一方で、環境や役割が変われば求められるスキルや働き方も大きく変化します。

転職後に後悔しないためには、それぞれの転職先で起こりやすいギャップを事前に理解しておくことが重要です。以下から、詳しく紹介します。

監査法人から事業会社へ転職した場合

公認会計士として事業会社の経理・財務へ転職すると、ワークライフバランスが整いやすい反面、担当業務が固定化されやすい傾向があります。

監査法人では複数のクライアントや論点に触れますが、事業会社では特定の決算業務や管理会計など一部領域を継続的に担当するケースが多く、「業務の幅が狭くなった」と感じることもあります。幅広い経験を積みたいと考えている方にとっては、物足りなさが後悔につながる可能性があります。

コンサル・金融業界へ転職した場合

FASや戦略コンサル、金融業界は高年収が期待できる一方で、常に高い成果とスピードが求められる環境です。監査法人の繁忙期とは異なり、年間を通してハードな働き方が続くケースも少なくありません。

「年収アップ」を目的に転職したものの、想像以上の業務量やプレッシャーに直面し、働き方の厳しさとのギャップに後悔することがあります。自分がその環境で継続的にパフォーマンスを発揮できるかが重要です。

ベンチャー・スタートアップへ転職した場合

ベンチャーやスタートアップでは、経営に近い立場で裁量を持って働ける点が魅力です。しかし、組織体制や業務フローが未整備なことも多く、役割が曖昧なまま幅広い業務を担うことになります。

また、資金調達や事業成長の状況によっては将来の不安定さを感じる場面もあります。安定志向が強い方にとっては、こうした環境の不確実性が後悔の要因になりやすいでしょう。

公認会計士の転職で後悔しなかった人の共通点

ここまで、転職後の後悔について紹介していきましたが、実際には転職を成功させキャリアの幅を広げている公認会計士が数多くいます。

後悔しなかった人の転職活動には、以下のような共通点があります。

  • 転職前にしっかり準備をしている
  • 自分の強みと弱みを理解している
  • 転職後のキャリアを長期視点で考えている

それぞれ、詳しくみていきましょう。

転職前にしっかり準備をしている

後悔しなかった人ほど、転職活動を始める前に業界研究や企業研究を入念に行っています。具体的な業務内容や求められるスキル、キャリアパスまで確認し、「入社後の自分」をイメージできているのが特徴です。

また、現職で積める経験を最大限積んだうえで転職しているケースも多く、タイミングを見極めています。情報収集と準備の差が、転職後の満足度を大きく左右します。

自分の強みと弱みを理解している

監査法人での経験といっても、会計論点への強み、マネジメント経験、英語力など個人差があります。後悔しない転職を実現している人は、自分が市場でどのように評価されるのかを客観的に把握しています。同時に、足りないスキルや経験も理解したうえで、成長できる環境を選んでいます。

自己理解が曖昧なままでは、入社後にミスマッチを感じやすくなります。

転職後のキャリアを長期視点で考えている

年収や働きやすさといった短期的な条件だけでなく、「5年後・10年後にどうなっていたいか」という長期的視点で転職先を選んでいるのも共通点です。

将来CFOを目指すのか、専門性を極めたいのかによって最適な環境は異なります。目先の不満解消ではなく、キャリア全体のストーリーを描いたうえで転職を決断することが、公認会計士として後悔しない選択につながります。

公認会計士が転職で後悔しないためのポイント

転職は、公認会計士としてのキャリアを大きく左右する重要な決断です。「思っていたのと違った」と後悔しないためには、感情や勢いだけで動かないことが大切です。現状の不満を解消するだけでなく、自分の市場価値や将来像を踏まえたうえで戦略的に転職活動を進める必要があります。

ここでは、若手公認会計士が押さえておきたい具体的なポイントを解説します。

まずはスキルの棚卸しと自己理解から始める

監査法人での経験は一見似ているようで、担当業務や関与フェーズ、マネジメント経験などは人によって異なります。まずは自分がどの領域に強みを持ち、どのスキルが市場で評価されるのかを整理しましょう。

同時に、苦手分野や今後伸ばしたい領域も明確にすることが重要です。自己理解が深まることで、求人選びの軸が定まり、ミスマッチによる後悔を防ぐことができます。

企業のリアルな情報を事前に確認する

公認会計士の転職で後悔する原因の一つが、企業の実情を十分に把握しないまま入社してしまうことです。

求人票には魅力的な業務内容や年収レンジが記載されていますが、実際の残業時間、評価制度、上司のタイプ、組織の雰囲気までは分かりません。この記事でも解説したように、特に事業会社やベンチャーへ転職する場合、カルチャーの違いが大きなギャップになることもあります。

カジュアル訪問や専門の転職エージェントを通じてリアルな情報を集めることが、後悔しない転職につながります。

公認会計士専門の転職エージェントに相談する

公認会計士の転職市場は専門性が高く、求人の質や内容も一般的な転職サイトでは把握しきれません。専門エージェントであれば、監査法人出身者のキャリアパターンや各企業の内部情報を踏まえた提案が可能です。

また、自分では気づかなかった強みや適性を客観的に整理してもらえる点も大きなメリットです。後悔しない転職を実現するためには、信頼できるエージェントを活用し、納得感のある意思決定を行いましょう。

会計士の転職ならVRPパートナーズへ

公認会計士として転職を考える際、「後悔しない選択ができるか」は誰もが抱える不安です。VRPパートナーズは、公認会計士・USCPA・会計プロフェッショナルに特化した転職支援を行っており、監査法人出身者のキャリア事情にも精通しています。

単なる求人紹介ではなく、スキルの棚卸しやキャリアの方向性整理からサポート。事業会社、FAS、コンサル、ベンチャーなど幅広い選択肢の中から、長期的に納得できる転職を実現します。まずは情報収集からでも、お気軽にご相談ください。

まとめ

公認会計士の転職で後悔してしまう原因の多くは、準備不足や目的の曖昧さにあります。年収や条件だけで判断してしまったり、転職後の仕事内容や社風を十分に理解していなかったりすると、入社後にギャップを感じやすくなります。

一方で、スキルの棚卸しを行い、自身の強み・弱みを把握したうえで、中長期的なキャリアプランを描いている人は後悔しにくい傾向にあります。

後悔しない転職を実現するためには、情報収集を徹底し、必要に応じて公認会計士専門の転職エージェントを活用することが重要です。将来のキャリアを見据えた選択をすることで、転職は不安ではなく、次のステージへの大きなチャンスになります。

コラム一覧へ戻る

求人の紹介をご希望の方

人材ビジネス20年以上の経験を有するプロが
あなたの転職をサポートします。

無料
転職支援サービスのお申し込み