投稿日:2026.03.25/最終更新日:2026.03.26

公認会計士

公認会計士の履歴書の書き方|自己PRのコツや採用担当が見るポイントを解説

公認会計士の履歴書の書き方|自己PRのコツや採用担当が見るポイントを解説
公認会計士として転職活動をする時、履歴書の作成は非常に重要なステップとなります。

特に監査法人で経験を積んだ後の転職では、監査経験や専門スキルをどのように整理して伝えるかが重要になります。

本記事では、公認会計士の転職における履歴書の書き方を基本から解説します。採用担当者がチェックしているポイントや、自己PRのコツ、履歴書作成の注意点まで分かりやすく紹介します。
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VRPパートナーズ編集部

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公認会計士の転職で履歴書はどれくらい重要?

公認会計士の転職では職務経歴書が重視される傾向がありますが、履歴書も第一印象を左右する重要な書類です。履歴書は「この人と会ってみたいか」を判断する最初の材料になるため、内容が雑だったり小さなミスが多かったりすると、それだけで評価が下がる可能性があります。

特に監査法人から事業会社やコンサルなどへ転職する場合、基本的なビジネススキルや丁寧さも見られています。職務経歴書に力を入れるのはもちろんですが、履歴書も同様に整った内容で作成することが大切です。

採用担当者が書類選考でチェックしているポイント

採用担当者は履歴書から、候補者の基本的なビジネススキルを確認しています。

特にチェックされるのは、文章の分かりやすさや誤字脱字の有無、情報の整理の仕方といったドキュメント作成能力です。

公認会計士はクライアント向けの報告書や資料作成を行う職種のため、文章力や基本的な事務能力も評価対象になります。また、資格や経歴の書き方から丁寧さや誠実さを見る採用担当者も少なくありません。履歴書は単なるプロフィールではなく、ビジネスパーソンとしての基礎力を示す書類として見られています。

公認会計士ならではの転職のコツは、以下の記事でも詳しく紹介しています。

公認会計士の履歴書の基本的な書き方

履歴書はフォーマットに沿って正確に情報を記載することが基本です。まずは履歴書の書き方のルールを再確認しつつ、公認会計士ならではのアピールのポイントなどを紹介します。

  • 日付・写真・基本情報の書き方
  • 学歴・資格欄の書き方
  • 職歴欄の書き方
  • 志望動機の書き方

日付・写真・基本情報の書き方

日付は履歴書を提出する日、または郵送する日を記入するのが一般的です。

西暦か和暦かは履歴書全体で統一しましょう。写真は3ヶ月以内に撮影したものを使用し、スーツを着用した清潔感のあるものが基本です。

基本情報欄では氏名や住所、連絡先を正確に記載します。メールアドレスはビジネス向けのシンプルなものを使用するのが望ましいでしょう。細かな部分ですが、こうした基本項目の丁寧さも採用担当者は意外と見ています。

学歴・資格欄の書き方

学歴は高校卒業から記載するのが一般的です。大学・大学院の学部や学科名も正式名称で書きましょう。

資格欄では「公認会計士試験合格」や「公認会計士登録」など、資格の取得状況を正確に記載することが重要です。また、USCPAなど関連資格があれば併せて記載するとアピールになります。

資格は取得年月順に書き、正式名称を用いることが基本です。会計士の転職では資格欄が注目されるため、正確で分かりやすい記載を心がけましょう。

職歴欄の書き方

職歴欄では、監査法人での勤務歴を中心に記載します。法人名を正式名称で書いたうえで、部署やチーム名、在籍期間を明記しましょう。

履歴書では詳細な業務内容を書く必要はありませんが、「金融機関監査に従事」「上場企業の法定監査を担当」など、担当分野が分かる程度に簡潔に補足すると印象が良くなります。

なお、具体的な担当業務や実績は職務経歴書で詳しく説明するのが一般的です。履歴書では経歴を簡潔かつ整理して示すことがポイントです。

志望動機の書き方

志望動機では「なぜその企業・業界を志望しているのか」を簡潔にまとめることが重要です。

例えば、「監査経験を活かして事業会社の経理や経営に関わりたい」「FASやコンサルティング領域で専門性を高めたい」など、会計士としてのキャリアの方向性を示すと説得力が増します。

また、企業研究を踏まえて「その会社を志望する理由」を具体的に書くことも大切です。抽象的な内容にならないよう、自身の経験と志望理由を結びつけて説明しましょう。

公認会計士が履歴書でアピールすべきポイント

公認会計士の履歴書では、単に「監査法人で勤務していた」という事実だけでなく、どのような経験やスキルを積んできたのかを具体的に示すことが重要です。

会計士の業務は専門性が高いため、採用担当者がイメージしやすい形で経験を整理する必要があります。特に監査経験や担当クライアント、マネジメント経験などは評価につながりやすいポイントです。履歴書では詳細を書きすぎる必要はありませんが、志望動機や自己PR欄で強みが伝わるよう要点を押さえて記載しましょう。

監査法人での経験

多くの公認会計士は監査法人でキャリアをスタートするため、履歴書ではその経験を分かりやすく示すことが重要です。

例えば、財務諸表監査や内部統制監査など、どのような監査業務に関わっていたのかを簡潔に記載するとよいでしょう。また、上場企業監査やIPO準備企業の監査など、担当していた案件の特徴も補足すると、経験のレベル感が伝わりやすくなります。監査法人での実務経験は会計士としての基礎力を示すため、履歴書でも重要なアピール材料になります。

業務で培った専門スキル

公認会計士としての専門スキルも、履歴書で意識してアピールしたいポイントです。

例えば、財務諸表分析、内部統制評価、会計基準への対応、連結決算や税務知識など、業務で培った専門性を簡潔に示します。会計士は高度な専門知識を持つ職種であるため、企業側も専門スキルを重視する傾向があります。履歴書では詳細な業務説明までは不要ですが、どの分野に強みがあるのかを明確にすると、採用担当者にスキルが伝わりやすくなります。

監査以外の業務や社内活動

監査業務以外の経験も、履歴書では評価されるポイントになります。例えば、不正調査プロジェクトへの参加、内部統制構築支援、業務改善プロジェクトなどに関わっていた場合は、その経験を簡潔に記載するとよいでしょう。

また、社内研修の講師やナレッジ共有の活動などもアピール材料になります。監査だけでなく幅広い業務経験を持つ会計士は、企業側からも評価されやすい傾向があります。

マネジメントやチーム経験

監査業務ではチームでプロジェクトを進めることが多いため、マネジメント経験も重要な評価ポイントになります。

例えば、主査としてチームをまとめた経験や、スタッフのレビュー・指導を担当した経験があれば積極的に記載しましょう。企業側は将来的にリーダーやマネージャーとして活躍できる人材を求めているケースも多いため、チーム運営やメンバー育成の経験は強みになります。特に監査チームの規模や役割を簡単に示すと、経験のレベルが伝わりやすくなります。

担当したクライアントの特徴

履歴書では、担当していたクライアントの特徴も簡単に触れておくと効果的です。例えば「上場企業の法定監査を担当」「金融業界の監査案件を中心に担当」「IPO準備企業の監査に従事」など、業界や企業規模が分かる形で記載すると、経験の専門性が伝わりやすくなります。会計士の業務はクライアントによって内容が大きく変わるため、担当業界や企業規模は採用担当者が確認するポイントの一つです。

転職経験・転職理由

転職経験がある場合は、履歴書の職歴欄で簡潔に経歴を整理し、面接で説明できるようにしておくことが重要です。

採用担当者は「なぜ転職したのか」「キャリアに一貫性があるか」を見ています。例えば、専門性を高めるための転職や、より事業会社に近い立場で働きたいという理由であれば、前向きなキャリア選択として評価されやすいでしょう。履歴書では詳細な説明までは不要ですが、キャリアの流れが分かる形で整理することが大切です。

公認会計士の履歴書に書く自己PRのコツ

公認会計士の履歴書では、資格を持っていること自体よりも「どのような経験や強みを持っているのか」を伝えることが重要です。採用担当者は、会計士としての専門性だけでなく、企業に入社した後にどのように活躍できる人材なのかを見ています。そのため自己PRでは、監査業務で培ったスキルや実績を具体的に整理し、自分の強みが伝わる内容にすることが大切です。

公認会計士としての強みが伝わる自己PRの書き方を以下から紹介します。

会計・財務の専門性を具体的に伝える

自己PRでは、公認会計士としての専門性を具体的に伝えることが重要です。

例えば「会計知識があります」といった抽象的な表現ではなく、「上場企業の法定監査を担当」「内部統制監査や連結決算のレビューに従事」など、実際に関わった業務内容を示すと専門性が伝わりやすくなります。

また、得意分野がある場合は「金融業界の監査経験」「IPO準備企業の監査支援」など、領域を明確にすることも効果的です。具体的な業務経験を示すことで、採用担当者がスキルをイメージしやすくなります。

成果や実績を数字で示す

自己PRでは、可能な範囲で成果や実績を数字で示すと説得力が高まります。

例えば「複数の上場企業の監査を担当」よりも、「売上数百億円規模の上場企業を含む〇社の監査を担当」といった形で具体的に書くと、経験の規模が伝わりやすくなります。

また、チームの人数や担当案件数なども数字で示すと、業務量や責任範囲をイメージしてもらいやすくなります。会計士は定量的な情報を扱う職種でもあるため、実績を数値で表現することは効果的なアピール方法です。

転職後にどう貢献できるかを書く

自己PRでは、これまでの経験だけでなく「入社後にどう貢献できるか」まで示すことが重要です。

例えば、監査経験を活かして経理業務の高度化に貢献できることや、内部統制の整備や財務体制の強化に役立てることなど、企業側のメリットを意識して書きましょう。採用担当者は、応募者が自社でどのように活躍できるのかを重視しています。これまでの経験と企業での活躍イメージを結びつけて書くことで、より魅力的な自己PRになります。

公認会計士の履歴書を書くときの注意点

履歴書は採用担当者が最初に目を通す書類であり、内容の質によってその後の選考にも影響します。公認会計士は専門職であるため、経験やスキルが評価されやすい一方で、書類の完成度も重要視されます。特に履歴書は基本情報や志望動機、自己PRなどを簡潔にまとめる必要があるため、読みやすさと分かりやすさを意識することが大切です。

ここでは、公認会計士が履歴書を作成する際に意識したい注意点を解説します。

抽象的な自己PRにならないようにする

履歴書の自己PRでは、内容が抽象的になりすぎないよう注意が必要です。例えば「コミュニケーション能力があります」「責任感を持って仕事に取り組みました」といった表現だけでは、具体的な強みが伝わりにくくなります。

監査業務でどのような役割を担ったのか、どのような経験からその強みが身についたのかを具体的に書くことが大切です。実際の業務経験や担当した案件などを交えて説明することで、説得力のある自己PRになります。

「会いたい」と思わせる履歴書に仕上げる

履歴書は書類選考を通過するための書類であり、最終的な目的は「この人に会ってみたい」と採用担当者に思ってもらうことです。そのため、実績や経験をただ並べるのではなく、自分の強みや特徴が伝わる内容に整理することが重要です。

また、嘘や誇張のない誠実な内容で記載することも大切です。誤字脱字や記入漏れなどの細かなミスは印象を下げてしまうため、提出前に必ず複数回チェックして完成度を高めましょう。

応募企業に合わせて内容を調整する

履歴書は一度作成したものをそのまま使い回すのではなく、応募企業に合わせて内容を調整することが重要です。

例えば、事業会社の経理職を志望する場合は会計・財務スキルを中心にアピールし、コンサルティングファームやFASを志望する場合は分析力やプロジェクト経験を強調すると効果的です。企業ごとに求める人材像は異なるため、自分の経験の中から評価されやすいポイントを選び、志望動機や自己PRを最適化することで書類通過の可能性が高まります。

履歴書をプロに添削してもらうには?

履歴書の完成度を高めたい場合は、転職エージェントに添削してもらうのが効果的です。

特に公認会計士の転職では、監査経験の伝え方や自己PRのまとめ方によって評価が変わることも少なくありません。エージェントは採用企業がどのようなポイントを見ているのかを把握しているため、書類の改善点やアピールすべき経験について具体的なアドバイスを受けられます。

履歴書や職務経歴書の作成に不安がある場合は、会計士専門の転職エージェントを活用すると効率よく準備を進めることができます。

公認会計士の転職にはVRPパートナーズ

公認会計士の転職を検討している場合は、会計士専門の転職エージェント「VRPパートナーズ」にご相談ください。

VRPパートナーズは公認会計士や会計・財務人材の転職支援に特化しており、監査法人出身者のキャリア支援実績も豊富です。履歴書や職務経歴書の添削はもちろん、キャリアの方向性の相談や求人紹介、面接対策までサポートを受けることができます。

会計士ならではの経験をどのようにアピールすればよいかアドバイスを受けられるため、初めて転職する人でも安心して準備を進められます。

まとめ

公認会計士の転職では、職務経歴書だけでなく履歴書も重要な評価材料になります。履歴書では基本情報や資格、職歴を正確に記載することに加え、監査法人での経験や専門スキル、担当クライアントの特徴などを整理して伝えることが大切です。また、自己PRでは具体的な業務経験や成果を示し、転職先でどのように貢献できるかまで書くことで説得力が高まります。

履歴書の完成度に不安がある場合は、公認会計士専門の転職エージェントを活用し、プロの添削を受けることでより効果的な書類を作成できるでしょう。

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